氷見市地域おこし協力隊(稲垣)・田舎暮らし週間活動報告(3月第3週)富山で移住定住

     

 平成28年度は、全国の地域おこし協力隊が4817名にもなった(総務省調べ)。平成27年度が、2743名から1.5倍以上に増加。

 冬は、農閑期で、全国の研修会や報告会がある。そこで言われるのが、自分探しのための地域おこし協力隊に赴任し、地域に根付かず、移住者間同士でつるんだり、他地域の協力隊同士で傷のなめ合いをしているといったことを聞き、耳が痛い。

 自分探しで、成功事例・移住定住に結び付いた人は、どれほどいるのだろうか。気になる。

 いつも述べることだが、協力隊員も地元住民も双方が、お互いのことを理解しあうのは、容易ではありません。

近道もマジックもありません。

地道にコツコツとコミュニケーションを取り、協働作業をすることが大事だと考えます。

 また、多くの壁や挫折があってクリアしてこそ、次の挑戦が出来ると思います。そんな想いで、1週間ごとの活動報告を本ブログに掲載します。

 最新の里山担当、氷見市地域おこし協力隊 稲垣信志の週間活動報告はこちらからクリック願います(●^O^●)

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20_氷見市地域おこし協力隊活動報告

平成29年3月13日(月)から3月19日(日)までの活動報告

3月末は、数字とニラメッコの日々が続く。地域おこし協力隊ではなくても、エクセルで表計算、グラフ作成、関数までは、最低限出来るようにしよう。

 現在携わっている数字について

  • 地域おこし協力隊の活動経費
  • NPO速川活性化協議会の富山県中山間地域チャレンジ支援事業
  • 確定申告
  • 脇之谷内たんぽぽの会のキムチづくり
  • 営農組合脇之谷内での小口での米販売

等がある。3月末までは、しばらく室務業務が多忙になってくる。

3月13日(月) 愛本ひばり野交流会が、速川活性化協議会の取り組みを視察に来る。愛本ひばり野交流会では、本年度より、都市農村交流による地域活性化に取り組んでいる団体です。

170313_愛本ひばり野視察 (150)圧縮

床鍋の藁細工体験の後にパワーポイントで速川地区の取り組みを広聴

私自身、この視察が決まったあとに、2月に愛本ひばり野主催のスノートレッキングに参加してきました。詳しくはこちらのブログ記事→ スノートレッキングで冬の里山体験/富山県黒部市愛本地区の取り組み

3月14日(火) 富山県中山間地域チャレンジ支援事業の収支報告書を作成する。昨年より、イベント数が増え、収支報告に苦戦する。

3月15日(水) 平成28年の確定申告書作成する。申告日最終にとお思いの方もいると思うが、バタバタし過ぎて、結果的にこの時期になった。昨年野菜づくりを行うが、収獲出来ず、農業収入がマイナスになる。還付金があるため、提出は後日でも可能だということを聞き、一旦保留とする。3月末に落ち着いたら?税務署に伺う予定。

3月16日(木)  午前、営農組合脇之谷内のお米の収支報告を行う。 午後、脇之谷内営農で草刈りを行う。中山間地域の田んぼは、山際と接しているところも多い。ここの山際は、10年前に行ったところだそうだ。10年経つと下記の画像のように、直径10センチ以上の雑木が生える結果となる。中山間地域の保全の必務は、瀬戸際まで来ているが、各地で担い手不足による荒廃は、申告である。 夕方、『NPO法人等への助成金等・公募事業及びNPO法改正説明会』の為に富山県総合福祉会館サンシップとやま(富山市)行く。助成金や補助金の説明を受けるのだが、事業の為の資金提供を意識せず、活動のために資金が欲しい団体の質問が多かったように感じる。その意味については、下記過去のブログ参照 地域おこし協力隊活動資金について考え直す/助成金活用セミナーを学んで

 地域おこし協力隊を含め地域活性化を望む人の中に、行政がお金を出してくれないとぼやく方がいるが、行政がお金を出す以前に、このような事業説明に行ってしっかりと情報を入手することをお勧めする。

170316_草刈り (5)圧縮

山際の草刈り

170316_NPO助成金説明会 (2)圧縮NPO法人等への助成金等・公募事業及びNPO法改正説明会の様子

3月17日(金) 午前、明日行われる『稲積梅の花見・山野草観察と里山料理を楽しむ会』の下見に行く。 午後、同イベントのイベント保険加入の為、JA氷見市に行く。

3月18日(土) 『稲積梅の花見・山野草観察と里山料理を楽しむ会』イベント行う。 詳細は、下記ブログを参照 31名の笑顔/稲積梅の花見・山野草観察と里山料理を楽しむ会の報告 /blog/13940

 夕方、富山県が主催する『くらしたい国とやま移住者交流会』に参加する。協力隊任期終了後に富山に定住するなら、是非参加するべき会であると思うが、協力隊の参加率が、年々減少しているのが気がかり。

170318_稲積梅花見(145)

梅の花見の様子

3月19日(日) 脇之谷内営農で、今年新たにビニールハウスを購入し組立を行う。田舎の農家さんは、何でもこなすスーパーマン。

170319_営農脇ハウス組立 (3)圧縮

ハウス組立作業の様子

170310,13,14 170310,15,16 170310,17,18 170319

※   は、副業や居住地域での奉仕活動等のため、業務時間外

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1年前の活動報告は、これ以降

平成28年3月7日から3月13日の活動報告

 平成28年度は、今住んでいる地域の営農組合に誘って頂き、慣行農法でのお米づくりに挑戦します。自然農法を推奨されている方々には、慣行農法での米づくりに対して、批判的な意見が多いが、実際に自分の目と体で確かめながら行い、情報発信をしていきたい。

3月14日(月) 氷見市の観光を考える勉強会に参加、有機の里づくり協議会チラシ配布

【氷見市の観光を考える勉強会】  氷見市役所で、 『氷見市の観光を考える勉強会』  が開催された。 初めに、、公益財団法人日本交通公社の氷見市内で観光に関わる事業者を対象に調査を行った分析の紹介がされた。  次に、三重県鳥羽市でエコ・ツーリズム事業を展開する江崎貴久さんの抗議が行われた。  貴久先生とは、富山県観光未来創造塾の特別講師であり、私は、平成27年度5期生の受講生、そこからのお付き合い。   160314_江崎貴久

講義の様子

 鳥羽の離島の子供たちは、島っ子ガイドと言って、子供たちが島を案内する仕組みがある。社会学習の一環であるが、子供たちが島への愛着と、本島にある中学にいっても気落ちしない子供に育っていく。氷見でも是非参考にしていきたい。 昨年鳥羽研修に行ったときの島っ子ガイドの様子は、こちらをクリック願います

離島の子供がガイドさん♡ エコツアー特別研修 ( とやま観光未来創造塾 )

【氷見有機の里づくり協議会】チラシ配布

氷見有機の里づくり協議会で、今週末(3月18日、19日)に行われるイベントのチラシ配布を行う。 160314_チラシアルビス (1)圧縮

アルビスさんに啓示

160314_チラシアルビス (2)圧縮

 他地域のアルビスでは、啓示NGの場合もあります。 氷見市後援になっているので、啓示がOKな理由の1つ 氷見は、他のスーパー(大阪屋さん、ハッピータウン(新鮮市場)さん、JAグリーンさん、みのりの番屋さん、マックスバリューさん、プラファさん、向ストアさん)でも啓示OKな場合が多い。

※サンコーは、氷見市後援でも、会費徴収のイベントは、啓示NGなので、これからチラシを配布を考えている団体は、注意してください(;一_一)

  3月15日(火) 確定申告 14時頃まで、平成27年度分の確定申告資料を纏まる。昨年に続き、パソコンによる確定申告を行う。基本、きめられた項目を入力していくだけなので、比較的容易にできます。 氷見市地域おこし協力隊の場合、市から源泉徴収票を提示していただけるので、源泉徴収票に記載された金額の数字を入力するだけである程度済まされる。 後でわかったことだが、昨年分の農業経費・所得が未納であるため、後日申告が必要。サラリーマンでも、農業経費は、別に申請出来るとは、これまで大長谷時代から知らなかった。電気柵や肥料や鍬などたくさん買ったものを申請すればよかったと、残念。  

3月16日(水)休日 雪吊り撤去・放課後教室(副業デー) 

 速川地区でお世話になっているお宅の雪吊り撤去のアルバイトを頂いた。ありがたいことである。 160316_雪吊り撤去 (2)圧縮

雪吊り撤去前 氷見の里山は、大きなお屋敷が多く、雪吊りは欠かせない

 その後、土合農園に立ち寄り、今週末のイベント打合せを行なった。  午後からは、今年度最後の放課後教室に行き、子供たちとお勉強。いつも元気な子供たちに癒された。  

3月17日(木) チャレンジ支援事業報告書作成・相談

チャンレンジ支援事業の報告書をまとめる。詳細について、高岡農林振興センター、富山県庁農村振興課に伺う。  

3月18日(金) 『お米の話し・苗づくり』(氷見有機の里づくり協議会)の講義の運営スタッフ

 氷見有機の里づくり協議会主催の講義の運営スタッフとして、働く。 160318_木戸講義 (3)圧縮

講義の様子

160318_木戸講義 (6)圧縮

自然農法 農家 木戸将之氏

3月19日(土) 氷見有機の里づくり協議会・実践学習、速川活性化協議会おもてなし部会先進地視察in砺波 【田んぼとビニールハウスの環境改善】(有機の里づくり)  前回2月23日・24日に引き続き、氷見有機の里づくり協議会主催による矢野智徳氏による『大地の再生講座・田んぼとビニールハウスの環境改善』が行われた。   160319_有機の里(103)

講師: 矢 野 智 徳 氏 (杜の園芸 代表)

雨でも作業は敢行

160319_有機の里(108)

剣スコを持って、水切り 矢野先生の基本作業

160319_有機の里(120)

本日受講されたみなさんと記念撮影

【先進地見学in砺波】 NPO法人速川活性化協議会おもてなし部会の皆さんと、砺波市にある先進地視察へ伺った。 農家レストラン大門でランチ、新しくリニューアルしたチューリップ四季彩館、農家レストラン大門で、砺波に古来から伝わる『よごし料理』の体験教室、農家パフェ長者 を視察した。 どの場所も、すばらしく、速川流にどう落とし込んでいくのかが課題である。 160319_大門料理教室 (107)圧縮

郷土料理『よごし』体験教室の様子

160319_大門料理教室 (116)圧縮

農家レストラン大門で記念撮影

  3月20日(日) 休日 脇之谷内生産組合育苗準備 平成28年度の取り組みの1つ。稲作の慣行農法を体感。この日は、育苗(苗づくり)の準備作業を行った。 このあたりは、雪が少なく、ハウスのビニールだけを撤去し、骨組みは一年中組み立てたままにしている。ですから、午前中は、ビニールの取り付け作業、午後からは、苗作りのための苗箱の消毒作業を行った。   160320_育苗準備 (103)圧縮

ビニールハウスの設置作業の様子 高齢化のため、参加人数8名のうち、6名が65歳以上

  160320_育苗準備 (108)圧縮

約1000箱の苗箱を消毒した 消毒液に漬けて取り出すのは、意外と重労働であった

 苗箱を消毒液に浸透させるのは、苗が病気にならないように予防するためのもの。苗箱を殺菌することで、カビなどの病気になりにくくする。

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