2019/05/05
DA PUMPのU.S.Aの替え歌 来られよ氷見 で、
♪や し ろ NICEの若者と活性化!♪
で紹介した、国際ボランティアNGO NICE(日本国際ワークキャンプセンター)の富山県氷見市週末ワークキャンプが 2019年5月1日から5日まで開催されました。
NICEのことについては、過去blogを参照にしてください。
若者の魅力いっぱい!地域にも喜ばれる国際NGO NICEと氷見市八代地区の連携
/blog/17058
著者は、3日、4日とサポートスタッフとしてお手伝いを行いました。
自然薯畑の獣害ネット張りと山菜採り 5月3日
自然薯畑の獣害ネット張り作業
5月3日は、自然薯農家の川原農園のお手伝い。
この日は、自然薯畑の周囲にネットを張るために杭をうって、漁業で使う刺し網の廃材を活用して獣害ネットの設置。
都会の若者に最初からびっくり
「自然薯」と書いて、「しぜんいも」と 読んでいた
今時の若者は、自然薯を知らない(驚)
市販のスーパーでは、長芋
ちょっと粘りのあって栽培のしやすいヤマトイモ
そして、粘りが強く山菜の王様 自然薯(ジネンジョ)
自然薯栽培プロ農家、中原さんの畑のお手伝いを行った
自然薯農家の中原さん
今年の猪対策は、電気柵+刺し網
杭は、腐りにくい栗の木を鉈で鋭利部を作り自家製杭
何でも手作り、豊かな発想の中原さんに脱帽
猪対策で、廃材の刺し網を使うなんて、いかにも海の氷見らしい
杭を打ったあとは、周辺の耕作放棄地に生えていた、ハンノキを活用
ハンノキは、まっすぐ立っているので、扱いやすい
ハンノキと支柱の栗の木を男結びで結束
氷見のじいちゃんたちは、男結びが上手
確実に絞れて、木を結束できる男結びは、かつてはさがけで行われていた技!
栗の木とハンノキを固縛して柵が完成したあとは、廃材となっていた刺し網のネットを活用
いろいろ考える中原さんは、すごいな
本人曰く
「なまくらしたいだけ(手抜きをしたいだけ)」
私に言わせれば、手抜きというよりも、安価で効率よく対処するためにどうすればよいのかを常に考えているおじいちゃん
ここではすべてを話せないが、野菜づくりにも、その知恵がふんだんにつまっている
ナイスの若者たちと、網をひろげている様子
1日かけて、中原さんの畑の鳥獣被害ネットを張り終えました
中原さんの自然薯づくり
NICEの活動に気を良くした中原さん、
事前に植えていた別の自然薯畑の種イモを掘り起こして、自然薯の特性を解説
波板トタン5枚で、普通自然薯は、1個ずつ植えていくのが常識だが、2個植えするのも、中原さん流のなまくら術
すごい! 他の人がやると失敗する場合もあるが、さすがベテラン農家の中原さん
また、通常の自然薯農家なら無菌に近い購入土を使うのだが、中原さんの場合は、もみ殻を活用
もみ殻を使っても失敗する場合が多い中、中原さんの知識と経験で順調に生育されている 関心しきり
その他、ジャガイモやゴボウなどの栽培方法も独自の農法があり、感服
山菜取り
自然薯畑の獣害ネットを張り終え中原さんの畑を見学したあと、周囲にワラビを発見
数分で、ワラビを採取しました
東京から来た 女の子は、
「山菜って苦い」
と言っていましたが、八代の山菜を食べて、固定概念が変わった
「山菜美味しい」
ウドの採取
もう大きくなっていますが、この時期のウドは、先端の新芽を天ぷらにできます
コシアブラ
こちらも、すでに大きくなっていますが、葉の部分を天ぷらにするため採取
中原さんの畑の周辺で、ワラビ、ウド、コシアブラ、タラの芽、ヤマブキ、ノビル、アザミの山菜7品をゲットしたあと、
出始めたアスパラガスを発見
中原さんに食べてもいいですか?と確認したのち、
都会の若者たちが、畑のアスパラを自分で摘み取ってその場でパクリ
みずみずしく、濃厚なアスパラを満喫しました
山の幸・海の幸 地の物たくさん、美味しい夕ご飯
NICEの活動で、すごいところは、食事はすべて自炊
5月3日の夜も、若者たちがいろいろ楽しく夕ご飯を作りました
また、八代環境パトロール隊から、氷見で採れた刺身の差し入れ
本日の夕ご飯
今日採取した山菜を天ぷら、あと差し入れの氷見産のお刺身と
能登産の猪
日中にとったノビルは、酢味噌和え
NICEのメンバーが食材買い出しで買ってきたかまぼこ
富山の昆布巻きかまぼこは、珍しいらしい 令和かまぼこも、今が旬
フキのきんぴら
猪肉炒め
臭みがなく、脂がのって、これまた美味
今回、NICEとは別に立山町と宝達志水町の地域おこし協力隊が私の行っている都市農村交流や地域コミュニティを学びに合流参加
宝達志水町の地域おこし協力隊の差し入れ
食事会の様子
八代環境パトロール隊、NICE、地域おこし協力隊など総勢20名の大所帯の食事会