新しいブランドづくり農村体験でリフレッシュ!質の高い一歩進んだ関係人口づくり/ひみ里山くらぶの農村体験

     

5月28日の活動内容

5月25日、ひみ里山くらぶの参画団体、NPO速川活性化協議会からサツマイモの苗植えのお手伝いを緊急要請があった。

そこで、天候を重視しながら、28日㈮に苗植え事業を企画し、Facebookで募集を募った。

結果、8名の都市住民が参加し、速川のサツマイモの苗植えと稲積梅の梅干し用の紫蘇の草むしりを行った。

 

 

サツマイモの苗植え/速川活性化協議会 

NPO速川活性化協議会では、2haと県内でもダントツのサツマイモの圃場を管理している。

他のサツマイモ圃場は、平野部の砂地が多いが、速川活性化協議会の圃場は、山の休耕田を活用。

粘土質である土壌は、砂地のサツマイモよりも美味しく育つと言われている。

9時集合だったが、遠方からの人々もいて、初めての集合場所ということもあって、全員が集まったのは、9時30分頃

遅刻してもゆったりなのが ひみ里山くらぶのスタイル

可能な時間で、出来る範囲でお願いしたい。

初めに、丸山会長からサツマイモの苗植えのレクチャー

 

速川のサツマイモの圃場

 

苗植えの様子

集合写真

ちなみに、今回も無償ボランティア

丸山理事長のお話しでは、

「今回参加くださった方は、秋の芋の収穫にも来て頂きたい。

その時にサツマイモを是非プレゼントしたい」

と言われた。皆さん、是非秋にも参加願います。

また、本blogを読んだ方の中で、農村体験をしたいと思われた方は、是非個別メッセージを下さい。

 

 

紫蘇の草むしり/稲積梅生産組合

速川活性化協議会のサツマイモの苗植えを1時間半程度行ったあとは、稲積梅生産組合の梅干し用の紫蘇の草むしりを行った。

こちらも、これまで管理していた爺ちゃんの膝が悪くなり、草むしりが出来なくなってのSOS

40mの畝を2本草むしりを1時間ほど行なった。

コロナ禍もあるので、密をさけ、個々に離れてスペースを取って農作業。

草むしりをしながら、無心にする人、会話を楽しみながら行う人、それを聞いて楽しんでいる人

各々の想いをこめながら草むしり

草むしりの様子

マスクをしながら、会話を行う参加者

 

草むしりの完成後の記念撮影

管理者である西塚さんは不在でしたが、梅梅の加工品について、プレゼントしたいとの申し出あり。

6月中旬からは、梅の摘み取り作業もありますが、梅の摘み取りは、人気が高いので、

その前に是非梅の圃場の草刈りにも参加願いたい。

興味のある方、個別にメッセージをお願いします。

 

街中の食堂とも連携/川村食堂

氷見市幸町にある川村食堂は、ひみ里山くらぶの活動に協賛してくれる飲食店の1つ。

ここの女将さんも素敵な人だが、料理も最高。

1000円おまかせランチでは、刺身と旬の野菜がボリュームたっぷりついてくる。

ここの食堂の古株、常連さんたちもいつも暖かい目で受入れ

「今日は何をしてきたの?」

と優しい言葉を交わして都会の人々を受け入れてくれる。

田舎の団体だけではなく、市内の飲食店とも連携を行い、氷見市内で楽しんでもらえる仕組みを

街に住むおっちゃん、おばちゃんも協力してくれることがありがたい。

川村食堂の1000円ランチ

これにあと1品肉料理と、デザートとコーヒー付き(里山くらぶスペシャル?)

食事を楽しむサポーター

 

 

消費者が作る新しいブランドづくり

ひみ里山くらぶは、生産者の集まり。

ひみ里山くらぶサポーターは、都会に住む消費者。

都会で暮らす人々の中で、自分たちの食に対して意識の高い人々が、ひみ里山くらぶのサポーターに登録をしている。

そのため、自分たちも、生産の1部を担うことが出来ることで、誇りに思い、自分たちも関わった生産物に対して愛着をもって接してくれる。

現在でも農協を通すと、形が重視され、曲がった野菜や農薬を無くしたり減らすことで虫がいたずらをした生産物は、価値が下がったり、値段にならずに受け取られない場合もある。

しかし、ひみ里山くらぶの生産物は、安心安全。なぜなら、自分たちの目で見て生産物を購入出来るから。

こういった取り組みを行うことで、消費者自らが携わったものを、消費者(サポーター)の周囲にもおすそ分けをしながら、生産物の生い立ちを語ってくれて、さらに美味しさが増す。

こういった形で、即効性はないが、徐々にブランド力が浸透していくのがひみ里山くらぶのブランド化の推進スタイルだ。

大きな宣伝告知もしないが、固定したファンづくりを1年1年丁寧に育ててその輪を広げていきたい。

夢は、サポーターからの移住定住者づくり。地域の担い手も募集しています。

 

新しい関係人口スタイル=ひみ里山くらぶサポーター

富山県氷見市において、ひみ里山くらぶが開催する関係人口づくりは、行政支援を受けずに地域が独自に活動し、富山県内でも一歩先を進んでいる。

ひみ里山くらぶは、2020年1月に氷見市内の里山で活動する7団体が参画して発足した。

同年2月から3月にかけてNGONICEの国際ワークキャンプを受入れる実績をあげている。

ひみ里山くらぶ・国際交流始動 /blog/18998 

2020年度は、述べ700名以上の人々が活動に参加し、都市農村交流を行っています。

さらに、2021年3月20日に関係人口(都市住民)を対象とした「ひみ里山ファンくらぶ」を試験的にFacebookで応募し発信。

2021年5月30日現在110名の方が、サポーターになっている。

 

関係人口づくりにおいて、他の団体が行っている関係人口づくりでは、行政支援が強く、安全面や補助金事業のイベントのため、どうしても都市住民重視のお客様扱いになって、受入れ地域が疲弊するパターンが多い。

しかし、ひみ里山くらぶの関係人口(サポーター)の特徴は、生産者ファースト!

生産者と同じような農村での生活体験と言うより、作業のお手伝いが出来ることが、他の団体とは、異なり新しい関係人口づくりであり、行政支援を受けてない分、将来的に移住定住を考えた時に、その地域での日常に溶け込めるような1歩先進的な取り組みの活動や事業が多い。

地域の人々からすれば、

「わざわざ田舎に来て、農作業をするなんて」

と疑問に感じる人も多いが、

単に農作業を行う場ではなく、農作業という場を活用しながら、

異種人事交流の場で合ったり、

食育の場であったり、

自己研鑽を高める場でもあったり

癒しや非現実的な時間を体感出来る場であったりする。

そんな農作業がメインでありながら、副産物的に産み出される場が面白く、

関係人口の割合=リピーターが増えている。

さらに良いことは、質の高いリピーターが多く関係人口の中にいることで、

受入れ側が1から10まで全てをお膳立てしなくても、リピーターの人々が、地域の人々に変わって、

リーダー的な役割で新しい関係人口者を指導したり、サポートして農作業をレクチャーしてくれる。

こういった質の高いリピーターがいることも、他の団体の関係人口づくりで、誰でも受け入れることで、質の低い

自己中心的な人に足を引っ張ら活動自体が質が低下し、安易な事しか出来ない活動とも一線を画すことが出来ている。

参加者の声

Iさんの声

昨日はありがとうございました。

稲垣さんは面倒見がいいと改めて思いました。

Sさんと連絡を取り合い 〇月□日に 我が家にいらっしゃることになりました。

 

Aさんの声

稲垣さん、こんばんは。

昨日は貴重な体験の機会をいただき、ありがとうございました。

ひどい筋肉痛になりましたが(笑)、青空の下で身体を動かしたことで気持ちがリフレッシュされました。

次は稲積梅の摘み取りにも伺えたらと思います。またよろしくお願いいたします。

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