SNSでの地域活性化を目指した企画集客方法のコツと氷見里山・伝統民工芸品づくりツアー(床鍋藁細工・三尾ソウケ)+氷見の採れたてキトキトお魚屋さん見学のおまけつき

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氷見市速川地区は、氷見市内でも数少ない民工芸品づくりが継続されている地域。 氷見の民工芸品は、いろいろあるが、その中でも、速川地区では、床鍋の藁細工三尾のソウケを作れる職人さんが健在する。

平成28年8月17日(水)の内容

今回は、参加費7000円

定員5名の募集であったが、

facebookだけの告知で1日で定員達成

富山県では、1000円前後の安い体験教室が多く、地域が疲弊して行われるものが多い。

行政サービスが豊かで、県民自体も安い値段に麻痺しているようにも思われる。

里山の人々は、1次生産者が多く、外の人々から稼ぐことや地域で新たな担い手に継承出来るような企画がなかなかない。

そんな県民性・地域性の中で、facebookだけの募集で

かつ、3000円以上の地域型体験教室で、集客出来たことは、私自身の自信にもつながった。

ただ前日に参加者のお子さんが病気になり1名キャンセルの4名での体験教室となった。

参加者の構成は、氷見市内が2名、石川県、神奈川県から各1名。

facebookでの募集ポイントは、質の良いものを、

伝えられる企画内容のイベント告知だけではなく、

しっかりと参加したい人に繋がる情報発信テクニックが必要。

単に自分のfacebook友達に告知しても、募集は出来ない。

  ツアー内容その1 臼ガ峰案内(9:50~10:05)

藁細工まで、若干時間があったので、臼ガ峰山頂に行き、参加者をご案内。

臼ガ峰からは、羽咋側の海と富山湾、天気がよければ立山や白山まで見渡せる。

 

160817_臼ガ峰 (1)圧縮

羽咋側の景色

ツアー内容その2 床鍋藁細工体験 (10:00~12:00)

藁細工の講師は、4名。

3回目ともなると、講師の皆さん

ゆとり自信がありながら参加者を教えてくれる。

会話も講師のばあちゃんだったり、参加者からだったり、質問をしながら飛び交う。

今回の参加者から、北欧のヒンメリオーナメント といった言葉が飛び交う。

何のこと?

私自身や講師のばあちゃんたちは、っぱり解らないけど、なんか凄い話しになっていました。

 

160817_床鍋藁(109)

亀の甲羅部分の編み方の教え方も習い方も上手 今は、しめ縄の作り方にトライする参加者

 

160817_床鍋藁(114)

亀の藁細工の作っている様子

1時間半で、見事に藁細工を作りました。

 

160817_床鍋藁(116)

記念撮影

ツアー内容その3 床鍋鉱泉で入浴(12:00~12:30)

床鍋鉱泉のオーナーに無理言って、1時間前に開業。一番湯に入る。

やっぱり一番湯。肌がすべすべになる。

160817_床鍋鉱泉 (2)

受付ロビー

 

160817_床鍋鉱泉 (4)

床鍋鉱泉の浴室

 

160817_床鍋鉱泉 (6)

湯上りさっぱり記念撮影

 

ツアー内容その4 有坂宅で夏の田舎料理体験(12:30~13:30)

今回は、有坂さんのお宅にお邪魔して、料理体験。 皆で盛り付けのお手伝い。

「お盆や昨日の雨で何もなくて、ごめんね~」

と、言われる有坂さん けど、参加者からは、

たくさんの料理のおもてなしにびっくり

県外がから来られた参加者は、氷見の里山名物 

「クサギ」

を堪能出来て満足 田舎の里山料理を、個人宅で味わった  

有坂さんから、床鍋の暮らしや地域のこと、

どれも若い世代にとっては新鮮なお話 都会の人から見たら、

うらやましい時間が流れていく・・・

160817_有坂宅 (1)

有坂さん宅前で記念撮影

160817_有坂宅 (2)

本日の料理

160817_有坂宅 (4)

食事をしながらお話をされる有坂のばあちゃん

とっても素敵な方です

160817_有坂宅 (6)

食事の様子

デザートは、有坂さんの特製スイカジュース

「大きなスイカが冷蔵庫に入らないから、種を取って、ミキサーにかけて、ジュースにしたの」

と有坂のばあちゃんが言う。

お手製の自家製ジュースに、参加者皆大満足(●^o^●)

160817_有坂宅 (7)

ペットボトルに入ったお手製ジュース

ツアー内容その6 三尾でソウケづくり体験(14:00~16:00)

今回、初めて三尾で体験教室を開催。

講師は、初めてだったので、参加者1人につき講師1名のマンツーマン

山下一男夫妻に、南さん、中島さんの4名が講師をして、

ソウケづくりを教えてくださった。

事前に、ソウケを作る工程の難しい枠組と一番初めの難しい箇所を編んでくれていた。

講師のばあちゃんたちの華麗な指使いに、

参加者は圧巻

「なんで、ソウケを見ずに、おしゃべりしながら編めるのか?」

まさに熟練した技の境地 に驚愕

民工芸品文化に対して認識レベルの高い参加者からは、

竹の材質が何であるのか、誰が切ってくるのかという質問が飛び交った。

 

160817_三尾ソウケ (2)

竹の編み方を真剣にたずれる参加者

160817_三尾ソウケ (7)

山下さんの工房で体験教室の様子

160817_三尾ソウケ (8)

完成したソウケ

講師の皆さんと一緒に記念撮影

ツアー内容その7  神代鮮魚店でお魚購入(16:30~17:00

神代鮮魚店には、参加者の家族も参加してお店見学 台風の影響と、夏であるため、魚の種類が少なかったが、全部氷見漁港で採れた新鮮な魚で、お刺身盛り合わせを造って頂いた 160817_神代 (3)

神代鮮魚店での様子

160817_神代

本日のお刺身

手前右から左にかけて

カジキマグロのカマ、フクラギ、カツオのたたき

この盛り合わせ500円

【補足】

床鍋のばあちゃんたちのおもてなし力の向上は、素晴らしい。

三尾のソウケに関しては、初めてだったので、講師のばあちゃんたちが、手を休める、

参加者にたくさん体感してもらうということがまだまだ出来ていなかった。今後の課題!

なお、今回の参加費用は、全て講師や料理を提供してくださった方々に分配。

地域おこし協力隊の業務なので、私自身無償であります。

今後、参加人数を増やし、講師陣の品質向上を行うことで、

現段階の料金設定で現状維持かプラス1000円程度で、

旅行代理店の経費も含めて提供出来る企画プランにしていきたい。

また、いつも心に抱いているのは、地域の文化を継承してくれる仲間を募集したい。

現状、ソウケの販売価格が安すぎ

生産者は、日常生活品としての価格を意識しているが、

今後日常生活品というだけではなく、自然派志向の人々の飾りという意識を持ちながら、

付加価値を高めた商品開発も考慮していかなければならない。

また、新たな担い手も作るためにも、

現在の価格では、竹を切ってヒゴを作るまでの作業工程の金銭実費費用が無償に近いことに問題がある。

中山間地域に新たな担い手を作る場合、冬の生業をつくならなければならないと考えている。

そのために、冬場の生業になる作業として、

床鍋の藁細工や三尾のソウケづくりに付加価値をつけたものを作る課題が、

今後の私の使命にも感じる。

また、そういうことを理解し応援して頂くためにも、

体験教室を通して、理解して速川ファンになって下さる人の輪を築きあげていきたい。

参加者から、私自身の評価について、おばあちゃんたちとのコミュニケーション能力が素晴らしいという感想を頂いた。

「他の地域おこし協力隊は、

地域の人とそこまで深くコミュニケーションが取れていないように感じるのに、どうしてそこまで出来るのか?」

と聞かれたが、他の地域おこし協力隊は、地域の人々とより深くかかわることをしていないからだと思われる。

 1日24時間は、皆平等。各隊員の業務活動を見ていると、

じっくり深く地域にかかわることより、

地域以外の人々と関わっている時間が多いためだろう。

 けど、私自身も、地域の人全てと関わっているわけでもなく、関わっていない人からみたら、

「お前のやっている活動は、まだまだ甘い!地域のためになっていない」

とお叱りと叱咤激励を頂くことがある。

 人は、やっぱり自分の目で見える活動は評価してくれるが、

目に見えない活動は、なかなか評価されずらい。

特にSNSでの情報発信の活動は、年配のお年寄りに限らず、行政や若い人々にも、

なぜ情報発信を行うのか、情報発信での集客方法が全く理解していない人が大半である。

 

過去の体感ツアーの内容は、これ以降

平成28年8月10日(水)の内容

本ブログのファンである千葉の女性Aさんが、

氷見に訪れ実際に1日満喫・民工芸品モニタリングツアーを開催しました。

本ツアーのきっかけは、かねてよりAさんより、

facebookで投稿した藁の鍋敷きで、

「藁の鍋敷きを購入希望」 

から始まった企画です。

  午前10時から12時 床鍋藁細工体験

Aさんには、藁の鍋敷き4個1万円でお買い上げして頂く代わりに、

そのお礼に、ばあちゃんが、藁の亀づくりの実演指導を行った。

 

160810_床鍋藁(105)

床鍋の亀の鍋敷き

今後、お店で販売する場合、2割程度の手数料を取られるため、

店頭での販売希望価格2860円

現地床鍋に訪れた今回は、まだ試験的なため、2500円でお買い上げ頂きました(予約必要)

  当日は、速川地区で、金沢大学のインターン生の現地研修とも重なり、

5名のばあちゃん先生が、床鍋藁工房に終結し、亀の藁細工づくりを指導された。

 

160810_床鍋藁(100)

金沢大学インターン生と一緒に体験するAさん

 

160810_床鍋藁(106)

左、Aさんが作った亀の藁細工 右、藁の鍋敷き

12:00から14:00 美人の湯床鍋鉱泉で、入浴+素麺の昼食

お昼は、藁工房床鍋のばあちゃんの計らいで、床鍋鉱泉で入浴して、

金沢大学インターン生らと、素麺ランチを頂く。大勢で頂く御飯は美味しい。

床鍋鉱泉の詳細は、下記行をクリックしてみてね

美肌のお湯と鯉のお刺身が楽しめる氷見の里山・秘湯のお宿

160810_床鍋鉱泉 (1)圧縮

金沢大学の皆さんと一緒に素麺ランチ お腹に優しい床鍋鉱泉の冷水(50円)もサービスで頂きました

14:00から16:00 三尾のソウケづくり体験

午後は、三尾で森の名手名人に選ばれた、

ソウケづくりの名人山下一男さん夫妻の工房におじゃまして、

ソウケづくりを体験しました。

1対1のAさんだけの個人体験2000円なり(※試験的な教室の為)。

 

160810_三尾ソウケ (3)

やい子ばあちゃんと作るAさん

160810_三尾ソウケ (4)

そうけ名人 山下一男さんによる仕上げ

160810_三尾ソウケ (6)

作ったソウケで記念撮影

16:30 氷見の定置網の魚、新鮮きときとな刺身を購入

本ブログファンのAさんの希望で、速川地区から足を延ばして、仏生寺地区寺中にある神代鮮魚店を突然来訪。

160810 _神代 (1)

発砲スチロールの中には、大小様々なお魚がずらり

魚に合わせて、刺身、煮漬け、焼き魚 など いろいろな料理方法が楽しめる

160810 _神代 (2)

定置網にかかったいろいろなお魚を見ながら、500円で刺身の盛り合わせを作って頂きました。

なお、500円で刺身の盛り合わせが出来る理由は、私自身が常連さんであることと、我が家のお刺身と合わせて作ってもらったので、6品目の魚が入った超お得な500円価格のお刺身。(1000円分のお造りを2等分にしたから)

刺身の他、サービスで真だこを頂きました。いつもながら、厚かましいですが、

神代さんありがとうございます。(●^o^●)

160810 _神代 (3)

本日のお造り 手前から ホウボウ、コズクラ、トビウオ、イサキ、カワハギ、カサゴ

160810 _神代 (4)

完成したお刺身

ワサビ下から時計回りで、イサキ、カサゴ、コズクラ、ホウボウ、トビウオ、カワハギ

 なお筆者は、現在地域おこし協力隊として業務を行っているので、

ガイド料は頂いていませんが、地域の人々には、講師料として直接お支払いして頂いています。

運送や宿泊手配も行っていないので、旅行業法にも該当しません。(H28.8.12 国土交通省観光庁確認)

  以前他の人などは、伝統工芸の職人さんたちの場所にお邪魔し、

無料で見学や体験をされていた方もいらっしゃいますが、

職人さんたちの時間と労力を割いてお邪魔するので、有償が大事であり、

これからの中山間地域の活性化、新たな担い手づくりには必要だと感じています。

 しかし、高齢な職人さんたちは、人が優しく、無償になりがちですので、

本ブログを読まれた方だけでも、地域文化の継承のため、有償での体験についてご理解いただきたいです。

今回、AさんがSNSで投稿、反響があり、

急遽8月17日に同体感ツアー

限定3~5名で行います。

残り1、2名ですが、平日でも希望がある方、

大至急ご連絡ください。

モニタリングツアーの為、

料金 大人7000円程度(ソウケ作り+藁細工作り+昼食+温泉+お土産)

開始時間:10時頃から16時頃を予定

問合せ先 090-1851-8441 氷見市地域おこし協力隊 稲垣信志

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