2015/08/07
魚々座での打合せの様子
里山担当の私は、60歳から自然栽培農業に目覚めた廣さんを応援しています。 廣さんは、nice farmの廣さんのおじさんです。60歳までは、農薬・化学肥料をつかった在来農法を当然だと考えていらっしゃいました。 40歳の時に、会社の新規事業立ち上げで、農業指導員とマンツーマンで富山の各地を訪れ自分の目で稲の病気や特性を学びました。その当時はもちろん農薬や化学肥料を使った合理的な慣行農法(在来農業)です。 しかし、60歳の時に転機が訪れ、TVで見た科学肥料を使っての農業に疑問。そこから自分が小学校の頃、ばあちゃんが作ってくれたフカフカのジャガイモをもう一度食べてみたいと奮起。有機農法でのたい肥づくりから始まり、様々な苦悩と失敗を経験しつつ、自然農法と出会い、昔食べたジャガイモの味に巡り合えたそうです。 廣さん農業を知らない多くの人に伝えた思いを、今回魚々座のポープンスペースで平日の昼間にも拘わらず7名の支援者がかけつけ、廣さんが皆に伝えたい思いに耳を傾ける。廣さんの頭の中には沢山の苦労があっても、なかなかそれを引き出さないのが昔堅気の男。そんな廣さんの苦労や失敗をゆっくり時間をかけて引き出し、本当に廣さんが語りたい夢が見えてきだした2時間であった。 画像のホワイトボードには、2時間かけていろいろな事を語った廣さんの詰まった思いの要点。 けれど、まだまだ本当の廣さんの本意に私たち支援者(パートナー)は、至っていない。この日に廣さんを支援するために来られた人みんなが改めて廣さんの取り組んできたことに感動し、共感を得たと思う。
廣さんの伝えたいことの一部
廣さんが、ドリプラを通して今の世の中で伝えたいことは、廣さんが在来農法の40代や有機栽培の60代では語ることが出来ず、自然農法にたどり着いた70歳に近い年齢だから語れる本当の価値と魅力がある。なぜなら、繰り返しになるが廣さんの失敗と挫折と経験を繰り返してきた重みが、これからドリプラで語る廣さんの実現のための長い準備期間であり、今後の廣さんの行いたい人生の表明だと感じる。 廣さんのドリプラを観たい、聞きたい方は、氷見市役所で行われている相互支援会に参加すれば、一緒に感じることが出来ます。