2016/12/23
【脇之谷内キムチとは】
脇之谷内は、氷見市の中山間地域で41世帯が暮らす小さな山間の集落です。
特産品として、仏生寺椎茸や脇之谷内米などがありますが、
専業農家は少なく、高齢者が暮らし地域を守り続けている氷見市内のどこにでもある里山です。
白菜や大根などの野菜は、地域に暮らす人々の冬の大事な食生活の野菜であり、
出荷はほとんどされておらず、自分たちや遠縁の親類に配るため
懇切丁寧に作られた低農薬、低化学肥料の野菜です。
著者は、以前富山市大長谷地区で2012年から大長谷地域の婦人部と都市住民が協働で作るキムチづくり教室を3年間開催し、
大長谷の特産品にした実績があります。
氷見市地域おこし協力隊として2015(平成27)年4月に赴任し、
同年12月から、自らが居住する脇之谷内の食材と元気ある脇之谷内のおばあちゃん(タンポポの会)と協力し、
高齢者の活躍の場づくり、地域食材を使った6次産業化、都市農村交流事業を含んだ
キムチ教室を企画運営しております。
第1回は、2015年12月に平均年齢80歳の6名から始まったキムチづくりですが、
今(2018年2月)では40代から80代までの幅広い婦人層と人数14~20名が、キムチづくりに参加し、
女性の活躍する場が作られようとしています。
この6次産業化によって地域が大儲けをすることはありませんが、
冬場、なかなか外に出なくなる地域の人々が交流し活気で賑わう場作り、久しくつながっていなかった地域の女性が1つにまとまり
自分たちの地域の楽しさ・豊かさを都市住民の人々に協働で分かち合いながら地域の誇りを呼び戻し、
自立する地域づくりの一環を担っております。
完成した白菜キムチ
【脇之谷内キムチ販売場所】
ひみ番屋街他
氷見市内にある氷見いきいき元気野菜の会、
氷見安心食品の店、
そよかぜ農産物直売所(富山市掛尾店、高岡野村店他)
【メディア掲載】
平成27年12月20日、脇之谷内公民館で、本ブログ筆者・氷見市地域おこし協力隊稲垣信志(以下、稲垣)と
脇之谷内(わきのやち)老人会女性部会(70歳以上)(通称:タンポポの会)・女性部会(60歳以下)らによる
白菜キムチづくりを行いました。
キムチづくりの様子
翌日(12月21日)、富山新聞と北陸中日新聞にキムチづくりのことが掲載されました。
富山新聞朝刊17面
北陸中日新聞朝刊 17面