世界一の山菜料理エリア・富山市大長谷地区/イタリアン・手打ち蕎麦・新たな自然栽培フォー

     

日本各地で山菜料理を提供しているエリアは多数あるが、和食、洋食、アジアン料理と様々な山菜料理と本当に地域で採れた豊かな素材がある大長谷地域で食べる料理は、山菜料理の世界一のエリアだと感じる。

 

そんな世界一山菜料理が食べられるエリアは、富山県富山市の山奥、岐阜県境堺に大長谷集落だ。

地域に住む人は、ほとんど高齢化、しかし、この地域に訪れる都市住民の人々=関係人口者

によって、地域の情報発信がされ、多くの人々が訪れる場所になっている。

特に、わずか40世帯に満たない集落において、

飲食店が2店あり、どちらも週末ともなれば、

富山市の中心部や他県から食べるだけのために訪れる隠れた飲食店がある。

ここには、そんな都会の人々が魅了する食財が多数ある。

そこから、さらに一歩も二歩も踏み越えれば、食財を通して

そこに暮らす人々との交流や感動が広がる。

私自身、ここで学んだことを今氷見で行っているにすぎない。

ここは、他の限界集落のトップランナーでもあり、その先に何をするべきなのか

ヒントや限界集落の先にやるべきものの鍵がいろいろ詰まっている。

2020年5月5日、師匠の津田さんが長期入院から退院されたということだったので、

久しぶりに顔を出しに出かけてきて、大長谷の人々と食財に触れ合ってきました。

今回は、食財について記事にします。

 

 

山菜イタリアン世界一・大長谷ふるさとセンター

大長谷ふるさとセンターを切り盛りするシェフは、村上めぐみさん(通称めぐちゃん)

村上めぐみさん (通称めぐちゃん)

彼女がおじさんの村上光進さんの大長谷ふるさとセンターに料理人として訪れたのが、今をさかのぼること10年前

大阪の人気イタリア料理店を辞めて大長谷で料理を始めたことによって、限界集落の右肩下がりの地域に一筋の光が見えた。

ここでは、単に料理を食べるだけの交流人口も多いが、さらに踏み込んで地域のために自分たちが出来ることをしたいと感じる関係人口者も多い。

実際に私自身もこの地で交流人口から関係人口、2地域居住(デュアルライフ)を経て地域おこし協力隊で富山に移住を決めた。

氷見市地域おこし協力隊時代は、3年間氷見のために365日活動していたため、大長谷に訪れることは無かったが、

退任後からは、年に2~3回訪れるようにしている。

氷見で4月の第1週から3週に採れる山菜が大長谷では、今が旬。

5月5日のおすすめメニュー

 

積雪が多いため、雪解けが遅く、雪解けがしたら一気にいろいろな山菜が顔を出すから、

柔らかくて種類が豊富。

そんな土地柄の食材は、平野部での山菜とは全く異なり、財産であり、素材がいいから食財と言うしかない。

そんな美味しい食財をふんだんに食べさせてくれるのが、めぐちゃんの大長谷ふるさとセンターである。

 

ふるさとセンターの定番メニュー フキノトウ味噌ピザ

自家製フキノトウ味噌とピザが良く合う

また、ここのピザは、富山県内でも数少ない石窯で薪で焼いたピザ

ピザ生地の裏側の焦げ目すら、電気やガス窯のピザでは焼けない焦げ具合までが絶妙

 

今の時期限定 山菜パスタ

この日の山菜は、ワラビ、山椒、山椒の実、シャク、コシアブラ、タケノコ、コゴミ

が入っていました。塩味で、シラスとの相性が絶妙

 

特別メニュー 地場物ラーメン (山菜バージョン)

このラーメンは、今だけの旬

いろいろな山菜が載っていて、本当に旨い

ふるさとセンターのカウンター

 

ススタケ

この時期、6月上旬ころまで食べられるススタケ(根曲竹、ヒメタタケ)

石窯で焼き上げるススタケは、サイコー

味噌で食べるシンプルなものだが、焼き加減が良く、ススタケの味が100%出ている。

今はまだ標高の低い栽培のススタケだが、6月にむかって、標高が高くなるにつて、太って自然の味が濃いススタケが食べられるかも

 

【蕎麦処・今日乃庵】

大長谷名物・井上さん家のブルーベリーのご自宅で、週末限定で行われている蕎麦屋さん

民家の一室を借りて営まれているお蕎麦屋さん

ここを目当てにされて蕎麦を食べに来ている人も多い。

画像を採り忘れていますが、ここの家主井上さん宅でも、お喋りをしてきました。

7月のブルーベリーは、平野部のブルーベリーと違って格別に美味しいです。

また、今日乃庵のお蕎麦も、お隣山田村のそば道場で腕を磨いた亭主が作った蕎麦

これも美味しいお蕎麦になっています。

 

 

【大長谷産フォー】

わずか40世帯にも満たない限界集落で、新たな隠れた料理人、

黒崎屋や富山市護国神社ののみの市で人気の国内産小麦とハンタージビエもっくんの猪に拘った猪マンを手掛けているのが猪俣さん。

大長谷でも無化学肥料、無農薬 自然栽培での拘りのお米で作った米を製粉して新たに作った米粉麺 大長谷産フォー

ベトナムのフォーよりも美味いかも・・・

たまたま、ふるさとセンターに試作が出来てものを食べさせて頂きました。

大長谷産の食財(山菜)で仕上げた自然栽培米のフォー

ふるさとセンターの裏メニュー、賄い食を便乗して頂きました

 

【近隣山菜料理店 聚楽創】

大長谷までの道のりは、狭い酷道(国道471号線)を通るのが難関である。

そこで、大長谷までの道のりに自信のない方には、八尾の街中から15分ほど仁歩地区にある聚楽創をおすすめしたい。

ここでも、和食の山菜料理が楽しめますので、是非足を運んで欲しい。

 

聚楽創 外観

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