2020/10/05
3密避けて、ソーシャルディスタンスを保ち、新たな生活様式とレジャーを楽しみたいのなら、
がっつり移住よりも、プチ農村体験をお勧めします。
氷見市の里山では、365日・一年中農村体験を行っていますので、お気軽にご連絡ください。
がっつり農業体験からプチ農業体験まで様々、少人数、お一人様でも対応するので、お一人お一人にあったプランで、ご案内出来ます。
今日は、氷見市速川地区で行われた稲刈り はさがけ作業についてレポート
農作業体験のきっかけ(速川 稲刈り体験編)
不定期シリーズ・『来られよ氷見!365日農作業体験』
本日の農村体験は、速川地区で毎年の恒例 小学生(西の杜学園)の稲刈りイベントの準備に参加。
運営は、速川青少年育成協議会のおじちゃん、藁工房床鍋のばあちゃんたち。
今回の体験者は、富山県内で室礼(しつらい)教室の講師を務めているFさんの希望
これまで、藁縄や季節の草花を東京の花木店で購入していたので、
彼女のFacebookを見て、
「もしよかったら、一度氷見に来ませんか?」
とお誘いして、実現した農村体験でした。
昔ながらの稲刈り&はざかけ_速川編
STEP1 稲刈り(手刈り&バインダー)
田舎では、10分前集合だが、こちらの都合で集合時間ギリギリ
おっちゃん、おばちゃんは、すでに作業
参加メンバーほぼ全員一人一人に
私「おはようございます。今日お手伝い参加するFさんです。
よろしくお願いします。」
とご挨拶
地域のおっちゃん、おばあちゃんたちから
地域「稲垣さん、ひさしぶりー。あちこちで活躍しているねー」
と、テレビや新聞で掲載されている情報を見て、地域の人が自分のことのように誇らしげに感じてくれる
他の地域おこし協力隊は、普段からこのような地域との関わりを行っている活動が少なく、地域に溶け込んでいない。
しかし、普段から地域の人々が主役であり、私自身が地域活動の黒子に徹していたり、縁の下のような力仕事を行っているからこのような会話が生まれてくれる。(他の地域おこし協力隊との大きな差)
手刈りをせっせとする床鍋のばあちゃんたち
Fさんは、初の稲刈り。稲刈り鎌の使い方がギコチナイ・・・
ばあちゃんたちは、ザクっと一回で藁を刈るが、素人が行うと、ザクザクザクと複数回で藁を刈る。
藁を刈ったあとも、器用に古い藁を3~5本で クルリンパ と一連の動作で縛っていく
これも、素人には 神業 にしか思えない
バインダーを使っての稲刈り 倒伏した稲は、手刈りで対応
STEP2 はさ作り・はさ掛け
はさ作りは、末口15㎝、長さ4mくらいのまっすぐな木を柱とし、
4m程度の竹を横竿にして作る。
おっちゃんたちは、竹でも木でも1本づつ運ぶが、
50過ぎても、私はいつも最年少
竹なら、2~3本
木なら2本 持ち上げて運んで効率2倍
おっちゃんたちは、重いものを運ぶより、
柱となる木の穴を掘ったり
掘ったあとに、まっすぐな木を選定し、横串となる竹を
男結びで固結していく
横で、食い入るように見る すべてが初めてのFさん
可愛い女子がいるとおっちゃんたちも、張り切ってチカラが出る
端部のはざは、3点支持
「稲垣、少し腕曲した木をもってこい」
注文の多いオヤジさんたち
けど、曲がった木のほうがしなやかに頑丈にはさが出来るので納得
一本梯子で、バランスを取りながら、端部処理するのはベテラン浦さん
かっこいい
はさが出来上がったら、刈り取った藁をはさがけしていきます
農作業体験での小道具 ランチ
今回は、速川地区の方々がお弁当を用意してくださいました
いつものことながら、参加者の方々は、地域の人々の半分程度の働きを自覚して
地域の人と同等のおもてなしに申し訳なさそうにします
けど、地域の人々と同等のおもてなしをしていただけるのは、
私自身が、普段地域の人々と同じように草刈りや農道整備など地域貢献をしているから
地域貢献 ;日名田地区での斜面草刈り(高齢者は、バランスが取れず大変)
臼が峰古道整備に参加
行政や地域おこし協力隊は、田舎に来ても、イベントのみの参加しかしていない
田舎の人々は、「日常でもおいで」と声掛けをしているが、
そこに耳を傾けることが非常に弱いのか無関心なのか、普段でも付き合いをしようとしない
出来れば、イベントではないときも地域の人々と触れ合う時間をつくって
より一層地域の中に溶け込んで欲しいといつも訴えているのだが、
なかなか入ってきてくれないことに地域の人々も残念がっている
お土産(古代米)
今回も地域の人々に協力を頂いて、
昼食中、
「古代米も今、色味かかっているから、持って行ってもいいぞ」
と許可が出た!
貴重な紫色をしたお米を頂けることにも感謝
室礼(しつらい)
後日、Fさんの室礼で飾られた速川の稲藁
Fさんのコメント
素晴らしいコメント
氷見市で都市農村交流、関係人口づくりを初めて5年
いろいろな得意とした人たちとの連携がはじまってきた
農作業体験・農村体験でのガイド講師の役割(農村体験交流イベント対象者向け記述)
農作業体験・農村体験でのガイド講師の役割で、一番大事なのは、楽しく安全で行うことが大事。
農家さんは、農業のプロだが、ガイドに関しては素人の場合が多い。
なぜなら、プロの農家さん自身も見て覚えたタイプだと、上手く素人さんに伝えるのが苦手で、体験イベントでは、無難な簡単な作業しか伝えられない傾向がある。
例えば、田植えや稲刈りの作業体験では、農村では機械植え、機械刈りが主流なのに、農作業体験イベントでは、昔ながらの手植えや手刈りのイベントが多い。
だから、ガチな農作業体験の場合、素人とプロの中間が農村体験ガイドが必要だ。
当社NOMACHIでは、コロナウイルス禍のため、今年は、個人対応での都市農村交流にも力を入れています。
365日いつでも、農業、農村に興味あればご連絡ください。
農作業のお手伝い、農村体験は、その人その人に合わせて氷見の里山で楽しい都市農村交流を365日開催しています。
youtube 来られよ氷見、是非見てね