1次産業で輝く人々・氷見ベジの燻炭づくり(農業・自然栽培)

     

氷見市のおっちゃんたちが頑張る

氷見ベジ(氷見元気野菜の会)

無農薬有機栽培で、野菜を生産しているシニア世代の農家チーム。

代表は、廣英信さん

2015年前市長ファシリテーター市長として騒がした本川祐治郎の肝煎りだったドリームプラン・プレゼンテーション(通称ドリプラ)で

チーム 氷見元気野菜の会として

「60歳からの革命」

で、自らがプレゼンターとして氷見の農業に一石を投じた。

 

あれから、5年、今も元気野菜の会は、氷見ベジとして団体名を変えながら野菜づくりに頑張っている。

 

燻炭づくり

 

稲のもみ殻は、これまで、不要物としてただ燃やされ灰にしながら、一部炭化させたものを畑の利用していた。

私自身も、速川で燻炭づくりを学び、それを脇之谷内のじいちゃんたちに伝授し、現在大変人気な商品となっている。

燻炭づくりでは、水を使って沈火をしているが、廣さんの燻炭づくりでは、沈火させるのに水を使わない。

密閉したドラム缶や米保存缶を使っての沈火。素晴らしい、

その技法を学びたかったが、いつも都合がつかず・・・・

2019年10月9日朝8時45分に廣さんから連絡。

「今から燻炭づくりするからおいで」

との誘い。20分で現地に合流。田舎あるある、前日や当日に農作業の招集連絡。

さっそく、指定の場所に行き、説明をうける。

廣さんの燻炭づくりは、8割程度燃えている状況から密閉するとのこと。

しかも量が圧倒的に多い、完全燃焼させないため、速川や脇之谷内の2~2.5倍近い量を一度に燃やす。

8割程度燃焼したもみ殻をかき混ぜている作業

撹拌後、ドラム缶や米保存缶に投入。

ここでも、普段は蓑を使用するが、廣さんの場合、まだ熱を持っているためブリキのトタンを使用

これだと、一揆に詰めるし、熱にも強く、しかもこのあたりの農家は、雪囲い等で使っていたために、どこの農家でももっている。

アイデアマンだ!

 

ブリキのとたんを使って、燻炭を密閉容器に投入

 

拡大写真

 

このあと、容器を密閉

大事なのは、空気を入れない事。

空気を入れることで、更に燃焼が進む灰になる。

灰にならないようにしっかりと密閉し、2~3日放置しておけば完成。

今回1つの燻炭器で、合計10個のドラム缶分の量2m3分を燻炭にしました。

 

意見交換

氷見ベジのメンバーも半農家。ドリプラにあったように、まだまだ発展途上。

しかし、熱意はある!

今私自身も、この燻炭技術を竹炭に出来ないか構想中。

氷見ベジのおっちゃんたちに持ち掛け、乗り気満々

竹炭の炭化、実現すると氷見の里山の未来が少し見えてくる

英信さん以外のおっちゃんとは、はじめての面識であったが、燻炭づくり作業をしながらコミュニケーションも弾む

私自身が、氷見の里山各地で行っている取り組みで、自分たちも出来ることに加わりたいという思いもうけた

氷見では、退職後元気なおっちゃんたちがたくさんいる。

また新たな連携が取れれば、氷見の活性化につながる。

あと、残念なことに氷見ベジ(元気野菜の会)にも、かつて地域おこし協力隊が関わっていたが、現在連携は取れていないとのこと。

農作業でボランティアは、避けるべきだが、農作業を通しての地域資源を発掘する、地域コミュニケーションを取ることを、このような失敗事例をもとに、是非同じことをせず次につなげて欲しい。

 

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