2019/07/30
農作業体験のきっかけ(脇之谷内農村体験編)
不定期シリーズ・『来られよ氷見!365日農作業体験』
5月から毎月述べ5名ほど、地元氷見市の街中、県内外の都市住民を対象に、その人その人の個性、体力、知力、思考にあったオーダーメイドで農作業お手伝いや農村体験を氷見市の里山で不定期に行って、3か月で12回目。地域住民述54人、関係人口述26人、合計80名もが関わってきています。小さなことから1歩1歩築いていったら、3か月で80名越していたのは、以外にびっくり
今回は、子どもたちに自分たちも小さい頃体験した農作業を子供たちにも関わらせたいという富山県内に住むMさん希望で、今は平野部では見なくなった燕がやたらに多い・燕に優しい自然環境のある脇之谷内農村体験編
ジャガイモ収穫お手伝いをしたMさん一家
今回の体験者は、2018年に行った稲積梅の摘み取り体験イベントに参加くださり、その後FaceBookで、私の行ってる活動のファンになっていただいているMさん
梅の摘み取り体験編については、下記blogから
イベント案内/梅ざんまい体験ツアー(摘み取り・梅ジュースづくり・試食+商品券付き)https://www.himiinazumiume.jp/news/546
※上記blogは、今年行われたものですが、参加者のMさんは、2018年から都市農村交流・氷見里山の関係人口ファンで、私のblogやfacebookを見てくれています
農作業体験・仏生寺椎茸&脇之谷内野菜編
STEP1 基本・虫慣らし
親からの情報では、子どもたちは、「虫嫌い」との情報を事前に入手
けど、過去にも虫嫌いだった大人や子供、なぜか田舎では、諦めがよいのか、虫に関してギャーギャー言わない
今回も、まずは、里山に慣れ、人間と獣が一緒に暮らしていることをジョジョに理解するために、電気柵の設置から始めてみた
子どもたちに、事前に配置している電気柵の路線切り替えために、配置換え作業
パパさんは、子どもたちにかっこいいパパさんをアピールするために、木杭の打ち込み
力仕事をさらりとこなして、子どもたちに威厳PR(笑)
次に、今では電気式の蚊取り線香が主流で見たこともない、昔ながらのけむり式の蚊取り線香に着火作業
これから、自分たちの身の回りから蚊を撃退
慣れないライター、着火に指先に力がいることが幼児には厳しかった
1人1人げ携帯用の蚊取り線香を身に着け、いよいよ椎茸仮伏せ作業にGO!!!
STEP2 ほだ木積作業
いつも通り、軽トラックの荷台に積んだほだ木(椎茸の原木)を クローラー運搬車で移動
今回は前日までの雨でぬかるみ、林道手前の未舗装作業道路を軽トラックが登れずに、手前から運搬
小さな子供たちは、10kg以上ある木を、一生懸命クローラー運搬車に積み込みました。
太くて重い木は、ここでもパパさん大活躍!
小さな幼児も5kg程度のほだ木を一生懸命にクローラー運搬車に乗せていました
乗せ終わった後は、クローラー運搬車を実際に運転
公道ではないので、自己責任、誰が運転しても捕まらない
といってもちゃんと安全確認が出来る場所だけの運転しかさせないけど、子どもたちには、斬新な体験
こんな作業も飽きやすい子供たちをひきつけるポイント
子どもたち1人1人が、交代でクローラー運搬車を運転
運搬して、ほだ場までもってきたほだ木を、今度は仮伏せ
ほだ木は、
- 風通しをよく
- 太い木を外側、細い木を内側
- 高さを1m以内
- 重心を安定させ統一させる
などの点に注意しながら、リアル版ブロック積・逆積み木崩し
バランス崩すと転倒してしまう~
小さなお子さんは、兄弟力を合わせてえっちら ほっちら
今時、こんな兄弟共同作業なんて、なかなか出来ない
農業に着眼点を置いて、子どもたちのために農作業体験をしたいって申し込んできたご両親は、立派!
やっぱり、ご両親二人とも小さなころに農業・土にふれあった体験があるから理解があるが、
最近の親御さんは、土に触れ合う経験をしていないと、このようなことを行いたいとも思わない
子どもたち かなりつらかったと思うけど、集中力を切らすことなく、1時間半でミッション終了し、
椎茸ポーズで決め!パパさん、ちょっと写真では照れがあってノリ悪いけど、頑張っていた(笑)
椎茸ホダ木の仮伏せ、3つ行いました
農作業体験での小道具 収穫体験(梅・野菜)
今回も地域の人々に協力を頂いて、脇之谷内の旬なもの ハンティング
完全無農薬・無化学肥料 ようは、ほったらかしの梅を摘み取り
山の所有者のおっちゃんには、了解を得て、
「好きなだけもってけ!」ありがたいことです。
けど、blogを読んでいただいた皆さん
山の果実は、ほったらかしだけど、無断での摘み取りは、辞めましょう<(_ _)>
無農薬・無科学肥料の梅の摘み取り
わずか30分足らずで、籠一杯の梅をゲット
今日帰ってから、梅干しの漬け込み作業だとか・・・お母さんは大変
次に、これもまた、地域のおばあちゃんの庭先の畑のジャガイモをゲット
一生懸命に、畝のジャガイモを掘り起こしていました
掘り起こしたジャガイモ2畝 所有者のご厚意で、たくさんお土産いただけた
その他、キュウリの摘み取りもやっちゃいました
キュウリやジャガイモ堀を体験させてくれ、お土産まで戴けたので
里いも畝の雑草取りと、土寄せ作業を実施
ここのおばあちゃんが、入院されていて、息子さんだけでは、管理しきれないので、雑草取りと土寄せを行いました
里いもの土寄せ作業
※なお、このような野菜は、時期のものであり、これ目当てではなく、あくまでも、今ある地域の食材であり、毎回当たるわけではなりません。また、体験者の皆さんも、何かもらえるから農作業をするのではなく、純粋に農村に触れ合いたいという思いで、参加してくれています。質の高い都市農村交流・関係人口のポイントは、やっぱり演出力・情報発信力・企画力を伴います。
ご近所の婆ちゃんからも野菜を頂けて、本日の収穫、こんなにたくさんの食材を頂きました
農作業体験・主催者側の心がけは、東京ディズニーランドのキャスト
東京ディズニーランドのジャングルクルーズは、私の好きなアトラクション。
しかし、ジャングルクルーズで見るのは、ハリボテ(機械じかけ)の動物で本物ではない。
けど、キャスト(案内役)の話が面白く、自分たちも一体感を味わえ何度でも訪れてしまう。
私自身が行いたい農村体験は、そんな東京ディズニーランドのキャストのような都市農村交流を行い、その中から関係人口づくりでファンの拡大。
農作業のお手伝い、農村体験は、その人その人に合わせて氷見の里山で楽しい都市農村交流を365日開催しています。
youtube 来られよ氷見、是非見てね
農作業体験・農村体験でのガイド講師の役割(農村体験交流イベント対象者向け記述)
農作業体験・農村体験でのガイド講師の役割で、一番大事なのは、楽しく安全で行うことが大事。
農家さんは、農業のプロだが、ガイドに関しては素人の場合が多い。
なぜなら、プロの農家さん自身も見て覚えたタイプだと、上手く素人さんに伝えるのが苦手で、無難な簡単な作業しか伝えられない傾向がある。
例えば、田植えや稲刈りの作業体験では、農村では機械植え、機械刈りが主流なのに、農作業体験イベントでは、昔ながらの手植えや手刈りのイベントが多い。
だから、ガチな農作業体験の場合、素人とプロの中間が農村体験ガイドが必要だ。
ただ農家さんの中でも、常にいろいろな人と接し農作業を教えている農家さんは、農作業体験ガイドもプロで楽しめる。
通常の農家さんは、農業のプロだが、素人相手に教える場合いきなり自分と同じ感覚でプロ農家仕様で教える傾向にある。
プロ農家仕様で教えてもよい場合は、素人で初めての経験だけども過去に何らからの農作業経験や野山で遊びまわっていた体験があるなら、臨機応変に対応可能だ。
そんな臨機応変が効く人は、プロの農家さんからも「筋がいいね」と褒められる。
臨機応変が効いて筋がいい素人さんは、これまで述べ3000名以上の都市農村交流を重ねてきた私の経験上、幼少の頃に野外で遊んだ経験のある40代以降が多い。
残念なことに、幼少のころから、室内のお稽古事や室内ゲームでばかり遊んだような人たちは、ぎこちない場合が多く、農業体験・農村体験をする場合もガイド講師は、安全面に注意をはかる必要がある。
農作業体験・農村体験でのガイド講師の資質として、全てを教えるのではなく、相手に気付きを促し、多少の失敗も推測できるようなイメージも重要であり、インタープリターの要素が必要。
また、東京ディズニーランドのキャストのように、楽しく笑顔で1トーンテンションアゲアゲも大事。
Mさん長男から、取材を受ける著者
参加者の感想
昨年梅の摘み取り体験でお世話になった氷見市の稲垣さんのもとへ、原木椎茸仮おき作業のお手伝いに行ってきた。
最初は楽しそうに作業していた子どもたちも椎茸の原木を運ぶのは辛かったみたいで口数が減った。それでも梅、野菜の収穫は楽しそうだった。帰りの車中で「また来ようね」と言ってニコニコしていた娘。一緒に来て本当良かった。
たまにの体験だから楽しいけども、天候に合わせての作業、体力勝負の農作業。農家さんの大変さが身にしみる。
貴重な体験をありがとうございます!
生産者さん、美味しいお野菜ありがとうございます!
Mさん、お疲れ様、また遊びに来てくださいね(笑)