2017/10/30
講演会の後、スタッフでもある竹中さんが経営するクランタンで懇親会 終了後の記念撮影
講師の本郷さんは、34歳と言う若さだが、経営者であり、様々な失敗と経験を重ねながら、今仙台で、まちづくりの地域活性化に取り組んでいる。富山県内には、このような若者は、いないな~講師 本郷紘一さん
1.民間主導の経営センス 講話の中で、自らが行った事業の事業収支を出して説明した。ボランティアではだめ。ちゃんと事業収支で利益を出すことを数件の事例を出して解り安っく説明された。 富山県内でのイベントや事業は、行政主体が多く、事業収支で黒字化のものは、少ないように感じる。このあたりが、仙台にあって、富山県にはないものの1つだと思う。 私自身の事業でも赤字と、無償報酬出事業を行うことを避け、講師に対し大いに好感を得ることが出来た。本郷氏が手掛けたイベント事業の収支報告
2.異業種でのチームとPPP
PPPと言って、ピンとくる人がいれば、おーっと思う。私自身も15年以上前には、耳にしていた。
建設業界での事業もPPP(ブリックプライベートパートナーシップ)を導入して、街づくりが行われようとしていた。
富山県では、富山市で一部PPPの事業が行われているようだが、事例は少ない。
仙台で本郷氏が行っているPPPでの仲間たち 様々な業種と行政が絡み合っている
富山県内において、内々の仲間で作っているものが多く、始めの勢いはよいが、次第に疲弊する。地域活性化を本物にするためにも、様々な人々を巻き込んでより大きなものにしていくのも大事である。
大長谷時代に学んだ異業種によるチーム。その時も農水省や医療関係者や料理人やデザイン関係の仲間と組めたことは、今でも大きな財産である。この時のチームで様々なことを取り組み、その結果農水省ディスカバー農山漁村の宝の申請書を行政無しで自分たちで作り上げ、北陸で初めての認定を得ることが出来た。当初県内でも無名であった大長谷村づくり協議会が認定されることになったのは、本当に民間主導のよい見本だと思う。
3.行政依存症
富山県内での地域活性化、未だに行政主体のものが多く、地域主導の活性化を行うにしても、ボランティアベースが多く規模が小さくなっている。稼ぐことが大事だと本郷講師が述べていたように、私も稼ぐことは大事だと思う。
ある程度、民間主導で行い、その後行政がのっかってくるような形で、行政が行うことと民間が行うことを区別するべきである。富山県内では、民間で行わなければならないことも、行政依存で、行政がしてしまっているようなぬるま湯のような、行政が助成金を出すことで制約が厳しいものが、まだまだ濃い。
地域活性化の階段は、1段1段であり、自分たちの実力がないのに大きなことは、出来ないが、着実に実力を付けてくると大きなことにも取り組める。大長谷時代でも学んだことであり、始めは1人から始まった取り組みも最終的には人口1000以上が絡むことが出来た。
仙台で本郷氏が手掛けた地域活性化事業の取り組みを段階をつけて図式化
おわりに
今回の講義では、地域の主のような存在が抵抗勢力として紹介された。どこの地域にも同じような人がいる。諸先輩方は、このような若者が出てくると、自分たちのこれまでやってきた活動が全否定されるような感じに陥り排除しようとする。富山でも、私の知る限り、様々ななところであるし、私自身も常に立ちはだかっている。
しかし、そのよな抵抗勢力から目をそらすことなく、取り組むことで、次のステップが見えてくると思う。地域活性化の階段を1段1段歩むべきであると私は思う。