2019/06/02
2019年6月1日㈯に、床鍋の虫送りが行われました。
速川小学校としては、今年で最後の虫送り。来年以降は、小学校の統廃合で存続されるのか現在未定です。
また、過去の画像を見ていても、年々地域の方々の高齢化が深刻で、新たな存続の形を作らないと本当に失われてしまいます。
体感ツアーをfacebookで2週間前から応募しましたが、今年は、参加ゼロ。facebookだけの集客力の弱さを再認識。
ただ、風の便りで、この奇祭を知って2名の方々が松明づくりに参加してくれました。
大松明作り
13時30分過ぎより、大松明づくり
まずは、古い孟宗竹と新しい孟宗竹 を大槌で割りだす
割るときは、節目を狙って割ると綺麗にわれるらしい
割った孟宗竹を先端と根本と古いもの、新しいものを交互に並べていく
竹がばらけないように、藤の弦で固く縛っていく
竹を編む作業
藁、杉葉、豆殻 の順に 焚き付けを入れていく
完成した大松明
直径1m、御幣を含めたら8mを超す巨大松明の感性
虫送りのおもてなし 田舎郷里
16時頃に松明を完成し、順次床鍋のお母さんたちの田舎料理でおもてなしの食事
素朴だけど、田舎料理がおいしい
マダケのヨシナとフキの煮しめ
ワラビと漬物
ウドとほうれん草のよごし、野沢菜の古漬け、クサギの煮物
虫送り
18時30分より虫送り開始
まずは、関係者の紹介や挨拶から始まり、玉串を奉奠
今回も、高岡や氷見市内からも見学者あり
18時30分より 祝詞
19時30分より出発 移動開始
子どもたちの太鼓の音、威勢の良い掛け声で床鍋集落を歩く
旧床鍋小学校
今年も見事に松明が立ちました
燃え盛る大松明
燃えた松明のあとは、関係者でなおらい
最後に
床鍋の虫送りは、来年運営されるか、現段階では未定である。
冒頭にも記載した通り、作り手の男衆、 おもてなしをする女衆 どちらも高齢化が床鍋地区の現実
また虫送りの主役である子供たちの数が速川地区全体で激減
床鍋集落に住む子供はゼロ人
これを打破するには、新たな仕掛け、仕組みが必要
大松明を組み立て中や、なおらいの時にも多くの人から、「稲垣がなんとかしろ」と激励の声をかけていただけた
地区から、慕われるのはうれしいが、一人の力では、到底無理
関係人口づくりは、氷見の里山の課題であるが、まだまだ広く浸透しきれていない
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過去のレポートは、これ以下
奇祭・虫送り!巨大松明(たいまつ)作り&幸せを運ぶ亀(藁細工)作りと心温まる素敵な田舎料理の体験レポート
田舎で暮らす人々の中に溶け込んで、常に参加者を120%驚きと感激を
体感出来る氷見市・床鍋地区の虫送り体感ツアー
2018年は、4名の方々が参加し、
藁細工づくり、松明づくり をそれぞれ参加し
大満足で終えることが出来ました。
まずは、12時45分に速川公民館に集合し、床鍋に移動。
NPO法人速川活性化協議会山崎理事長より、虫送りや速川地区について説明をうける。
山崎理事長の挨拶
虫送りで巨大松明を作る地域の人々
その後、地域の人々と一緒になって松明づくり
藁や杉の枝を敷き詰めたりする作業を一緒になってお手伝いしました
参加者も一緒になって松明作りのお手伝い
藁の次に、杉の枝、大豆の葉っぱの順に敷き詰めていきく
完成した巨大松明 今年は例年以上に大きかった!
藁細工体験は、今回は1名が参加
マンツーマンの指導で、2匹の亀を作りました
参加者の声として、次回はお友達を連れてぜひ参加したいと
リピーター獲得の予感 !(^^)!
藁の亀細工をつくった参加者
藁細工の先生(婆ちゃん)と一緒に参加者の記念撮影
松明づくり・藁細工を終了したのち、今回は、1番膳でおもてなし
豪勢な里山料理に皆さん、大満足
おもてなしをうけた地域の里山料理
食事終了後、床鍋鉱泉で入浴
源泉かけ流しの温泉につかり、昼間にかいた汗を流す
床鍋鉱泉の前で記念撮影
床鍋鉱泉は、鉱泉という名が定番していますが、実は成分的には温泉
18時30分から、虫送りが開始
途中、松明に火をつけるのも、このお祭りのだいご味
今年も松明の炎が天高く上った
虫送り終了後、なおらい
【コメント】
今回、地域おこし協力隊退任後の初の虫送りになったが、
ソライロや床鍋鉱泉と絡めて速川地区の資源を
いかせば、さらなる地域産業になることが解った。
次年度に活かしていきたい。
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過去の様子は、これ以降
都市農村交流企画26個目
平成27年4月に氷見市地域おこし協力隊として氷見市に赴任し、半年間は、目立たず地域の中でひたすら農作業等をしながら、地域住民と馴染むことを意識。
(通常の地域おこし協力隊員が嫌う泥臭く継続的な作業の繰り返し)
平成27年11月19日に始めての都市農村交流企画第1段
『サツマイモ収穫と新米で食べる田舎のご馳走』
を実施して、今回が 26回目
巨大松明を作って、燃やす氷見市床鍋地区の珍祭
「虫送り」
虫送りで松明を燃やしている様子
直径1m、長さ8mの大松明(おおたいまつ)が燃える姿は、圧巻!
虫送りは、普段は地域の人が行う神事ですが、
平成29年度も、富山県内12名の都市住民の皆さまに限り、
地域の人たちと一緒に松明作り 又は、
藁細工作りを行って、
地域の皆さんと一緒に賄い料理を食べ、
虫送りに参加する体験ツアー
イベント参加者 大松明完成しての集合写真
松明づくり
松明づくりは、3名の男性が参加。
地域の人に混じって、藤蔓の編み方、藁や杉の葉を松明に入れて行く作業を行いました。
2回の休憩中には、地域の人から
「どっから来たんだ」
「すごい田舎だろー」
など地域のおっちゃんたちが気さくに声をかけ、会話が弾んでいました。
参加者も一緒になって藤蔓を編む作業を行いました
松明の中に藁を詰める作業の様子
藁細工体験
高岡御車山のしめ縄やアイヌのしめ飾りを作っている縄のスペシャリストのばあちゃんたちが教える亀の藁細工体験。
今回は4名の先生+藁細工体験の参加OB2名の6名が指導をしながら、9名の参加者に藁の亀細工を教えた。
完成した藁の亀細工
藁細工づくりの様子
藁細工体験の様子
普段1時間30分で作る工程を、今回は、2時間たっぷりと時間をかけ
会話話しも盛り上がったらしい (@_@;)
その場に居れなかったのが残念だが、
話題が、射水市にあるパキスタンカレー屋さん にまで話題広がって盛り上がったとか?
なぜに、床鍋のばあちゃんがパキスタンカレー???
けど、話題が盛り上がって楽しく過ごせるのは、
本当に床鍋のばあちゃんたちがいつも笑顔でニコニコしているから
里山料理
大松明づくりと藁細工づくりで心を満たされ、お腹が空いた頃に
床鍋のばあちゃんたちが作る 田舎料理
で胃袋をギュッと鷲掴み
地域のご厚意で、1番膳を頂けた。すごい・感謝
1番膳の凄さとは、氷見では、おもてなしをする時に、一番大切な客様を
1番膳でおもてなしをし、
炊事賄いの人たちは、最終の3~5番膳という風習がある。
食事を頂いている参加者の様子
フキの煮物と速川特産のサツマイモ
各家々から持ち寄った料理
自家製漬物 床鍋で作られた路地栽培の苺
床鍋のはさ掛け米のお米
おはぎ
虫送り
食後、地域の神事 虫送り が 行われる。
参加者も一緒になって、大松明と一緒になって練り歩く。
神主さんが祝詞を 子供たちも一緒に参加
地域の人と一緒に練り歩く
旧床鍋小学校で松明を燃やす
そして、炎を松明を見ながら、地域の人となおらいに参加し、体験ツアーを終える
虫送り終了後も、なおらい(食事会)
過去の虫送り(本祭りの様子)については、下記youtube動画を見てね。