2016/11/04
移住定住や田舎暮らし体験を希望の方、著者が行う体験ツアーは、地域の人々が過大なおもてなしをせず、受け入れ体制を行い、
個人個人の希望と資質にあった内容で提供出来ます。
平成27年9月 金沢大学生プチ農業体験
(著者が氷見で一番初めに仕掛けた体験ツアー)
著者の里山を中心とした体験ツアーは、富山県内の地域おこし協力隊や行政の紹介する体験ツアーと比べても、より具体的な体験から易しいプチ体験を意識しています。
なぜなら、著者自身が、体験者に伝えることも可能ですが、これまで培ってきた人脈を活用し、多くの里山で暮らす人々が先生やガイド役を行いながら都市農村交流を直に体感することを重視しているからです。
なぜ、僅か1年半の地域おこし協力隊の隊員でありながら、他の隊員や行政が行う体験ツアーより濃い里山暮らし体験が出来るのかは、協力隊赴任以前から8年間、都市住民の立場で2地域居住を実践し中山間地域の課題に取り組んできたから行えることです。(詳しくは、本HP 著者について ttp://www.nomachi.info/profile)
前段が長くなりましたが、もう少し地域おこし協力隊のことについてご説明します。
氷見市地域おこし協力隊での私自身のミッションは、エコレストラン・6次産業化ファシリテーター であり、速川地区でのサツマイモの生産から加工、流通、販売に至るまでの6次産業化とブランドと連携したエコレストラン立ち上げの準備中です。
エコレストラン・6次産業化ファシリテーター
氷見市の食資源を中心に、地域の「食」とそれをとりまく地域の様々な課題を解決しつつ、「食」の付加価値を創出し、生産から加工、流通、販売に至るまでの6次産業化と、ブランドと連動したエコレストランの立ち上げを図る。
脇之谷内地区でキムチづくり
速川地区で、赴任始めから、富山県の中山間地域チャレンジ支援事業という助成金申請の企画書立案・作成、その後の運営、予算管理まで全てを行っているのは、本ブログに記載イベントの通りである。
(現在、氷見市地域おこし協力隊で、行政の補助事業を企画から運営管理まで行っているのは、2名だが、表彰対象になったのは、私の担当する中山間地域チャレンジ支援事業のみ。)
また、それ補助事業以外でも、独自採算で、稲積梅生産組合でのイベント・氷見有機の里づくり協議会や脇之谷内でのイベントを行った。
特に脇之谷内においては、70歳オーバーのお母ちゃんたちと賑やかに楽しく地域で作っている白菜や大根、ニンニクを使用したキムチづくりをおこない、そのレシピづくりから、調理、加工方法、保健所への申請手続き、販売のための販路づくり、広報担当を行い、少ないながらも、今まで自家消費程度で販路を持たなかった脇之谷内の野菜を、加工・流通・販売までを行うことで、地域のお母さんたちに少ないながらも、お小遣い程度を支払うことが出来た。
脇之谷内でのキムチづくりは、昨年食べて頂いた方やお店の方から大変好評で、今年は、適正単価を地域のお母さんたちに支払えるよう改善にも取り組んで製作予定なので、しばしお待ちください。
都市農村交流ソーシャルプロデューサー
多様な地域資源を活用したイベントを企画・運営し、地域住民と都市住民との社会的な交流機会を創出することにより、交流人口の増加を図りつつ、氷見市への将来的な移住・定住者の増加を図る。
H28.10.23に開催された サツマイモ収穫体験と新米で食べる田舎のご馳走で
参加者とおもてなしをした速川地区小窪の地域住民との集合写真
昨年半年間、地域活動・草刈り・農業に従事し、地域住民に溶け込み名前を覚えてもらい、お宅の居間でお茶飲み友達になれるまで昼夜を惜しんで活動を行った。その努力の結果、地域資源が何なのかが明確になり、昨年11月の速川地区で行われたサツマイモ収穫体験イベントを皮切りに各種イベント(述べ20本・氷見市地域おこし協力隊の中でトップの回数)、速川意外でも稲積、仏生寺、碁石などの中山間地域を中心にイベントを企画・運営し、海の氷見市のイメージから里山も楽しい氷見市のPRを行い イベントでは、述べ300名近い都市住民が参加し、交流人口の増加を行った。
もちろん、全てのイベントで、おもてなしをする地域の方々には、謝礼や講師料の支払いを行い、地域産業創出にも貢献した。
移住定住コンシェルジュ
空き家の実態・動態を把握して、空き家情報バンクへの登録情報を充実させるとともに、今後の都市環境デザインを市民と協働で創出し、氷見市への移住・定住の促進を図る。
私の目標は、中山間地域の活性化。移住者1人で出来る課題ではない。多くの仲間や賛同してくれるファン・支援者がいないと出来ないミッションである。
また、中山間地域の活性化は、多くの日本の疲弊した里山集落の課題であり、地域の人々からは、 『うちの地区では無理!』 と言われ続けている深刻な問題である。
著者と著者が管理した田んぼ
中山間地域の活性化!その為に解決しなければならない課題は、
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里山での現金収入の方法
地方で、サラリーマンという選択肢もあるが、1次産業者としての生計をたてる方法が確立されていないか里山暮らしでの生計の方法の情報発信が少ない。
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地域に受け入れられる人間関係
都会での人間関係に疲弊して田舎に憧れている都市住民は少なくはない。市街地から離れれば離れるほど地域独自の文化や風習があり都会住民の生活文化と異なって受入体制が整っていないし、地域住民自身が都会住民の生活文化を容認しない場合がある。
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居住する空き家探し
都会の人から見たら、田舎の空き家物件を探すという行為であるが、地域の人の立場からは、田舎で暮らせる人間という物件探しである。
お互いの空き家に暮らしたい、住んでほしいという思いにずれがあったりするので、空き家が簡単に埋まらない要因となっている。
上記の課題1~3を解決するために、地域おこし協力隊の制度を活用して、現在里山で暮らせる生活を実施中である。
また、都市住民が地域に本当に地域で受け入れられるか、生活が出来るか心配になる。その受け皿となる地域に移住者が暮らしていることが都市住民の安心材料の1つにもなる。
行政が斡旋出来る移住・定住の案内には、地域の実情を見えているようで見えていない部分があったり、行政的な立場で、移住・定住者に言えない部分も多々ある。
だから、私のような行政ではない地域おこし協力隊(氷見市地域おこし協力隊は、臨時職員・非常勤職員ではなく、市からの委託事業)のような人材が必要である。
地域おこし協力隊として赴任して1年半。6次産業化・都市農村交流に取り組んで、facebookだけに固定せず、本HPや他ブログとの連携、リンクを行って、ようやく2~3カ月に1件ペースで、移住・定住希望者や地域おこし協力隊への問合せが個別に来るようになった。(氷見市や氷見市地域おこし協力隊を通しての問合せでは、業務担当がいるので著者が担当には、なりません。中山間地域での移住定住や農業分野において詳しいのは、中山間地域で活動してきた著者ですので、直接ご連絡いただけると応対可能です。)
平成28年2月6日 田舎暮らし体験(脇之谷内)
平成28年2月27日 田舎暮らし体験(脇之谷内)
平成28年6月11、12日 富山県移住希望者の農業体験(脇之谷内)
平成28年9月11日 氷見市移住希望者の農業体験(脇之谷内)
9月24・25日 富山県移住希望者の農作業体験
10月4日 農業希望者の農作業体験(速川・脇之谷内)
以上、長文既読くださり、ありがとうございました。また、多くの里山体験を希望する人の氷見へのおこしをお待ちしています。