地域団結・水路掃除でコミュニケーション 【米づくりの手順】

     

水路掃除

 農業用地に水を供給するために作られた通路のこと。米づくりでは、水を供給するための灌漑水路と、圃場で温まった水を排水する排水路の2種類がある。

米づくりの手順・水路掃除 

米づくりで水は必要不可欠。
水路掃除は、年に1回、4月上旬に秋から冬にたまった枯葉や沈殿した土砂を取り除く。地域にある水路延長2kmほどを、3~4人パートナーが分担して 水路掃除が行われる。水路は、その地域全体の共有物になる。脇之谷内では、営農組合があるが、すべての人が加入しているわけではない。しかし、水路掃除の場合は、米作りをされている営農組合加入者も非加入者も協働で一斉にとりかかる。

側溝掃除の様子

水路掃除の様子
土手に土を置いていく

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水路掃除
後日土砂が乾いたら、回収した

 脇之谷内は、仏生寺川流域で、一番上流側にある集落の1つで、水が綺麗です。綺麗な水だから、ホタルが生息し、6月には、ホタル観賞が出来ます。

【コミュニケーション】

 水路掃除、地味な作業であるが、非常に重要な作業。このような作業に都市部の人がお手伝いをしてくれたら、地域との絆は、深まると思う。

結構な重労働だが、田舎暮らしで信頼を得るには、このような作業を通して、作業をしながらの会話や終わったあとの一服での会話などでコミュニケーションをとりながら地域に溶け込んでいくことが大事である。

私のような外部から田舎に住む住人で、野菜づくりだけをして水路掃除は関係ないとか、単に家を借りただけで、外に働きに出かけている人、田舎で働き隊・地域おこし協力隊・田舎ビジネスを展開しようとして水路掃除に加わっていない人、せっかくの地域でのコミュニケーションが取れる機会があるのに、そのチャンスをしていないのは、残念だ。是非、自ら率先して参加して欲しい。

里山では年々過疎化・高齢化が深刻になってきており、水路管理が出来ずに、田んぼを辞めた地域も増えてきている。

田んぼを辞めることで、地域の景観・美観が損なわれるし、原野と化して、人の里山と自然界の森との聖域もなくなり獣被害が拡大し、深刻な問題になっている。

 

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