氷見市地域おこし協力隊(稲垣)・田舎暮らし週間活動報告(3月第2週)富山で移住定住

     

 平成28年度は、全国の地域おこし協力隊が4817名にもなった(総務省調べ)。平成27年度が、2743名から1.5倍以上に増加。

 冬は、農閑期で、全国の研修会や報告会がある。そこで言われるのが、自分探しのための地域おこし協力隊に赴任し、地域に根付かず、移住者間同士でつるんだり、他地域の協力隊同士で傷のなめ合いをしているといったことを聞き、耳が痛い。

 自分探しで、成功事例・移住定住に結び付いた人は、どれほどいるのだろうか。気になる。

 いつも述べることだが、協力隊員も地元住民も双方が、お互いのことを理解しあうのは、容易ではありません。

近道もマジックもありません。

地道にコツコツとコミュニケーションを取り、協働作業をすることが大事だと考えます。

 また、多くの壁や挫折があってクリアしてこそ、次の挑戦が出来ると思います。そんな想いで、1週間ごとの活動報告を本ブログに掲載します。

 最新の里山担当、氷見市地域おこし協力隊 稲垣信志の週間活動報告はこちらからクリック願います(●^O^●)

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20_氷見市地域おこし協力隊活動報告

 

平成29年3月6日(月)から3月12日(日)までの活動報告

昨年のこの時期の記述で、書いたこと、今も変わらない。 ますます地域との関わりが濃くなり、移住・定住に向け邁進しています。 今週も、休むことなく、遮二無二活動した。 3月6日(月) 午前、速川活性化協議会で、サツマイモの苗床づくりが始まり、会の方々と協働作業を行う。 午後は、脇之谷内のお米やキムチの配達を行う。 3月7日(火) 午前、富山県中山間地域チャレンジ支援事業の資料づくり。 午後、上記資料を高岡農林振興センターに提出。 3月8日(水) 午前、半休。 午後、窪小学校放課後教室で、指導補助。藁細工体験教室の企画書を作成する。 3月9日(木) 日帰りで、地域活性化ラボ研究会(慶応義塾・横浜日吉キャンパス)に参加する。 本研究会に参加した理由は、テーマが、”CSA”、”「農」の非経済な価値による地域活性化方法論”であった為。行きは、新幹線、帰りは夜行バス。充実したが、疲れた。 3月10日(金) 午前、資料整理(セミナー参加資料整理、速川活性化資料整理、脇之谷内営農資料整理、協力隊日報月報資料整理) 藁細工体験のボランティア保険に加入手続きを行う。 夜、速川地区定住者促進会議に参加。 3月11日(土) 午前、藁細工体験資料(企画書作成、予算書作成、入浴券ひな型・参加者名刺作成、参加者電話確認)作成。 午後、営農組合脇之谷内でビニールハウスのシートかけを行う。 3月12日(日) 速川イベント 『幸せを運ぶ亀(藁細工)を作る体験教室 婆ちゃんが作る冬の里山料理』 を行う。 イベント終了後、翌日黒部市の愛本ひばり野交流会の速川視察研修のための資料づくりを行う。   170306,07 170308,09 170310,11,12

※   は、副業や居住地域での奉仕活動等のため、業務時間外

170306_芋苗づくり(117)

3月6日(月) 芋苗床づくり

170309_地域活性ラボ(100)圧縮

3月9日(木) 地域活性化ラボ研究会

170310_速川地区定住促進計画 (2)圧縮

3月10日(金) 速川地区移住促進計画会議

170311_ハウスシート設置 (3)圧縮

3月11日(土) 営農組合脇之谷内のビニールハウスシート設置

170312_藁細工体験(158)

3月12日(日) 藁細工体験の様子

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1年前の活動報告は、これ以降

平成28年3月7日から3月13日の活動報告

 年度末、チャレンジ支援事業の報告書づくり、今年のサツマイモの準備等を行う。日々充実し2年後の起業に向けての準備を行っています。

 また、居住地である脇之谷内で、 「営農組合に加入しないか」 とのお誘いがあった。営農組合では、構成員が高齢化いのため、水稲の管理の他、組合の農業簿記管理補助を依頼された。 これから田舎暮らしや農業を始めたいと思う人や地域おこし協力隊が読み、組合に加入できることを、簡単そうに思えるのであれば、改めてほしい。 まず、農地ももたない人間が、営農組合の田んぼを任されるということは、それなりの信頼関係があってのことであり、簡単には、いかない。田んぼの畦や粟稗などの除草作業がしっかり出来る人でないと、田んぼの貸し借りは難しいと思う。 昨年一年間、私自身が3反ほど自分の畑で作ってきた野菜づくりや、普段から行われている地域奉仕活動への取組みが評価されたと思っている。 全国的に地域おこし協力隊の居住地と業務地が同じ地域の場合が多い。最長3年間の任期で終えるため、着任2年目から、特産品を持たない営農組合に加入する協力隊員は少ないと思う。まして、地域おこし協力隊の業務担当地域とは違う場所に住んでいて、その居住している地域から評価され営農組合に加入が許されることは、双方の信頼関係の上に成立しており、行政主導ではない本当の意味での地域おこしの場となりうる1つケースであり、富山県内や北陸に限らず、全国的にもなかなか行われていない。

 若い世代の協力隊員の中には、地域おこし協力隊を単なる業務としてとらえ、『自分の好き嫌いの選り好みで業務を選ぶものだ』と考えている場合もある。 選り好みばかりを認めている場合、一時は、地域おこしのパフォーマンスに繋がるかもしれないが、普段地域の人々が行っている地域の奉仕活動(水路掃除、草刈り、自治会の集会、レクリエーション)を 蔑ろ にして、地域との距離感や壁を感じて、移住定住に根付くには難しいと感じる。

 しかし、そのような協力隊や都会からの移住者に限って、地域の要望を聞いて、地域のための活動を行うのだと論じている傾向にあるが、実際に深く入り込まないと地域の実情や、その市町村で抱えている真の問題にたどり着けずに、3年間の任期や生活基盤が定まらないまま終了して、他の地域に転居になってしまうと感じる。ですから、地域おこし協力隊や移住者が新しいことを始めることも大事であるが、それ以上に今まで地域で培ってきた奉仕活動に力を注いで頂きたい。 『地域おこし協力隊の活動で行政が何も指示がないから、出来ない』という協力隊員の愚痴は、自らの言い訳であり、自由な時間があればあるるほど、様々な点から地域の実情を観察出来るチャンスがあり、その種がどんな芽を出すか様々な視点から模索出来る希望に溢れている と伝えたい。  

3月7日(月) 田江で苗床づくり、チャレンジ支援事業資料作成及び高岡農林振興センター打合せ

【田江で苗床づくり】  午前中、NPO速川地区活性化協議会のサツマイモづくりが始動し、一緒に苗床づくりの作業を行う。

160307_田江苗床作り(105)

サツマイモ苗床づくりの様子

【富山県中山間地域チャンレジ事業】資料作成と打合せ

富山県中山間地域チャレンジ支援事業の報告書作成と、富山県高岡農林振興センターに打合せに行く。行政への挨拶や打合せに関しては、前職の建設業のときに行っていたので、抵抗なく伺える。月に2から3度程度は、状況報告に行くことが、信頼関係や現時点での経過報告を知らせに行くという意味で好ましいと思う。 160122_高岡合同庁舎 (2)圧縮

富山県高岡農林振興センターがある富山県高岡総合庁舎

   3月8日(火) 床鍋藁細工イベント報告書作成 15時頃まで、3月6日に開催された藁細工イベントの支払い関係資料をまとめる。今年度は、初めて有料イベントを行ったので、様々な課題が見えてきた。また、3年後には独立して採算が採れる事業計画の方向性、都市農村交流のビジョンも明確になる手ごたえを感じる。他のところでは、県の助成金事業が終わったとたんに、イベントが行われなくなるケースがあるが、速川では、継続して続けていきたい。  

3月9日(水)休日 農業簿記研修・放課後教室(副業) 

 今年度は、脇之谷内地区の営農組合に入れて頂き、本格的に水稲栽培を行う予定。営農組合での活動は、時給800円。放課後教室でのサポートに続き、今年度新たな副業が決まった。  

3月10日(木) チャレンジ支援事業報告書作成、支払い・お礼の挨拶周り、速川活性化協議会の取組み視察資料づくり

15時頃まで、チャンレンジ支援事業の報告書をまとめる。その後、床鍋地区に赴き、藁細工のお礼挨拶と講師料や食事代の支払いを行いに伺う。受入れされた床鍋地区の皆さんとっても良かったと感想を述べてくれ、こたつでお茶を飲みながら次回の計画などを前向きに話し合ってくれた。また1つ信頼関係をつなぐことができたのは、参加者や一緒にお手伝いをしてくれたスタッフのおかげ。感謝。 夜、翌日に新川地区の農業関係の方々が、速川地区のチャレンジ支援事業の取組みを見学に来るため、その資料づくりを行う。  

3月11日(金) 富山県新川農林振興センター管轄の農業関係者速川地区に視察

 富山県新川農林振興センター管轄の農業関係者ら23名が、NPO法人速川活性化協議会が取り組んでいるチャレンジ支援事業の視察に訪れた。朝から、資料づくり、参加者分の資料をコピーする。 13時30分から14時30分ころまで、速川公民館で視察を行う。当日、速川地区の取組み内容をプレゼン出来る機会を頂き説明を行った。

160311_新川農林 (109)圧縮プレゼンの様子

  3月12日(土) 育苗作業、床鍋挨拶、寺中畑の探検、氷見暮らしの体感ツアーの入出金報告 【サツマイモ育苗作業】  前回3月7日に引き続き、サツマイモの苗床作業、種イモを伏せて、土をかぶせを速川活性化協議会の元気な農林振興部会のメンバーらとともに作業を行なった。今年は、新たな品種の芋が加わり、今から楽しみ。作業中、おっちゃんたちの会話は、吉本漫才のような掛け合いで、楽しませてくれる。是非、この会話を誰かに聞かせてあげたい。 160312_苗床づくり(102)圧縮

育苗作業

【寺中畑】 今年初めて、雪解けした寺中の畑の様子を確認に行った。 160312_寺中畑 (1)圧縮

寺中の畑 まだ雪が残っているので、荒起こしは、あと2週間程度先

  この時期は、雑草も少なく、畑の上流側にある水の流れをおって山を散策。山間に、耕作放棄地と化した田畑を確認。 160312_寺中山林(116)圧縮

耕作放棄地の田んぼ すっかり笹の群生化となり、荒れ果てていた

  また山の手入れがされておらず、法面が崩れ落ちた傾斜地などが確認された。手入れのされてない山は、今はおとなしくしているが、そのうち、牙をむき、災害をおかしてもおかしくない。 160312_寺中山林(103)圧縮

斜面に生えていた杉が管理されておらず、根元から倒木 下草刈りや間伐がおこなわれていれば起こらない現象

  3月13日(日) 休日 完全OFF 本当に久しぶりに溜まっていたテレビ番組の録画を見て、ゆっくり過ごす。

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