2016/02/24
氷見有機の里づくり協議会が、今年は熱くなります。
氷見から中山間地域が抱えている
耕作放棄地問題、
管理のされていない雑木林や竹林整備、
炭の販路
これらの問題や課題を解決に近づける取組みの第一歩が始まろうとしています。 平成26年2月23日(火)、杜の園芸 矢野智徳代表を招いて、富山の里山が抱えている問題解決の第一歩が始まりました。 まずは、JA氷見市碁石支所の2階の会議室を借りて、自己紹介と杜の園芸が取り組んでいる土壌改善の座学と自己紹介を行なった。平日の日中にも関わらず、富山県内外から20代から70代まで幅広い年齢層と地域性で25名の参加者が集う。氷見有機の里づくり協議会会長:土合将元の挨拶
午後からは、土合農園・味川農場の圃場で実践学習
大地の説明を行う矢野智徳氏
一番初めに手をつけたのは、農道 農道に溜まっていた水を流す作業から始まった。 そして、農道の轍(わだち)・窪んだ箇所に、炭を敷設し、炭の上に木の小枝を敷いていった。手前、水道を作っている様子 奥、樹木と炭を運搬している様子
後日、農道を見に行ったら、小枝と道路が馴染んでいるように感じた。
3月11日の農道の様子 数日間天候が良かったせいか、溜まり水はなくなっていた。
まだ、轍のあとが何か所か伺える
農道の整備のあと、圃場の改善作業に取り掛かる。
矢野氏が、直接重機(バックホウ)を操作し、土質の確認しながら、開削作業を行う。
開削された側溝の所々に、竪穴を掘るのが矢野流。空気の流れを横軸方向だけにこだわらず、縦軸方向にも穴を掘りる。
開削後、炭を敷設したのち、穴の空いたエフレックス管を敷設。
さらに管の周りに小枝や竹などの有機物を入れ、仕上げとする。畝間の溜まった水を蛇行させながら、水路を切り、先ほど作ったエフレックス管の開渠に水を流し込む。
開削作業の様子
雨が激しく、16時頃作業終了。
その後、氷見の温泉に入り、夜の部へと続く。