2015/09/01
理工系頭脳×地方創生! 理工系学生らが氷見市に潜む”社会課題”を解決策を考える『リ・コ・クリエーションキャンプ2015』の研究発表と表彰が8月31日、ひみ漁業交流館「魚々座」で行われた。
魚々座での発表会の様子
市長賞に選ばれたのは、千葉大大学院卒の岡さんが率いる「規格外野菜の活用」を発表したチーム。 サツマイモをレーザープリンターで名前やメッセージを芋の皮部分に刻んで付加価値を高める提案やトマトをパウダー加工して料理に活用するアイデアを提案した。 表彰を得られなかったが、「イノシシの被害を減らす方法」を発表した地元富山大学生。 今までの富山大学らしからぬ意外性、オヤジ系下ネタや氷見の定置網のイノシシ型などを提案し、参加グループの中では一番の笑いを取り、審査員からも発想の豊かさについて非常に高い評価を得ていた。 イノシシ型雌ロボットを作り、雄イノシシとの交尾を行わせてパイプカットを行い、繁殖を減らすアイデアを提案の画像越中式定置網をイノシシ型に改良したもので捕獲を提案
私の担当した氷見出身のひみっ子(静岡大学、富山大学、富山高専)らによる『薬草の活用』。氷見市にインターンシップで来ていた彼らは、内気で大人しい性格。人前では意見を言うどころか発表をすることに自信なさそうだった彼らは、表彰はされなかったものの、チーム一丸となり、1人1人が発表する分担を決め、しっかりと会場の人々に説明を行い、彼らのことを知る氷見市職員からは、「短期間で、あそこまでしっかり発表が出来るようになったのは素晴らしい。」と評価を頂いた。氷見っ子チーム(1人1人が説明)
どのチームも前日の現地踏査・中間発表後、第三者からの意見を参考にして自分たちの提案の見直しを発表会ぎりぎりまで行っていた。彼らは、徹夜近い状態で発表会に挑んでおり、睡眠不足で疲れた表情と人前で発表を行う緊張感が漲っていたが、発表後は、やり遂げた達成感・清々しい笑顔が印象だった。リコクリは参加した学生も楽しんだが、審査員や企業の方々も学生らと同行しながら学生の考える姿の新鮮さを楽しめたと思う。 本当に皆さん、お疲れさまでした。(^◇^)9月26日BBTで氷見市の地方創生特番の為に取材(1時間番組の予定)
9月1日付 富山新聞朝刊より