2022/12/22
【生きる術、リアルな農村体験】
NOMACHIの農村体験の最終目標は、移住定住。
ゆえに他団体のような農家が疲れるようなイベントや体験は無償の農村体験では行っていません。
(※農家さんの基調な時間を割く場合の農村体験は、有償では実施しています。)
お客様扱いをしないことは、結果、参加される方が、田舎の暮らしの現実と理想のギャップを
体感することととなり、中途半端や生半可な気持ちの切り替え、気付きにもなって
田舎移住を受け入れる側と、田舎移住を希望する側の双方にメリットとなっている。
また、田舎移住に繋がらなくても、関係人口という、地域に住まなくても
地域での暮らしを自分の環境や条件にあって体感できることも
田舎と都会の人々の双方のメリットとなっている。
NOMACHIの関係人口のイメージ
行政や補助金漬け、持続性を考えない関係人口づくりイメージ
1月から3月 椎茸摘み取り体験 保育園児も対応可能
最小年齢参加者は、2歳児
【失敗は成功の母】
今時の教えで、
・長所だけを伸ばし、短所は排除
・必ずうまくいく
・皆で仲良く失敗には触れない
そういうメソットを売りにした学校教育やセミナーがはやっているように私は感じているが、
皆さんは、そう感じていませんか?
私たち(50代以上)が若い頃は、
「失敗は成功の母」
・・・失敗してもその原因を追究したり、欠点を反省して改善していくことで、かえって成功に近づくことができるということのたとえ。
と昔はよく言って失敗しながら学んできたたものだし、
学校でも職場でも、失敗しても許してくれる懐の温かさが世の中にはあった。
一昨年から参加しているI君
林業という体験で、様々な失敗を重ねて成長している
【参加資格で質の高い関係人口づくり】
しかし、今はクレーマーやモンスターペアレント、いんちき講師の影響で、
失敗させること、叱ることを、批判することを「悪」として捉えて、失敗させない時代のように感じる。
農村体験においても、過去は、どんな人でも受け入れていたけど、
叱られた事の無い今どきの若者は、こちらがヒントのつもりで話したことを
100%決めつけたことのように受け取られ、
「稲垣さんに命令された」とか
「稲垣さんに決めつけられている」
とか、思い込みが激しく、自分自身で考えて
失敗をしながら自分のものにしようとする貧弱な若者には、
教えても、文句しか言われず、結果口先だけの自己アピールが酷く
農村から都会に戻っていく。
そんな若者たちは、その人個人だけが悪いわけじゃなく、
学校教育で「遊び心」や「脱線」がなくつまらない・マニュアル通り、教科書通りの教えが根底にあるように感じる。
自由に発想して考えるといっても、こちらから見ると、決められた枠の中で納まっていたり、
誰かのパクリでしかない傾向が多い。
7月・8月 稗取り体験
通常の農家は、
この時期入らせない田んぼに
都会の人々を受け入れて、
稗取り体験
ゲームのようにはいかず、
平行バランス、
鎌の発使いでの手の間隔
動体視力が問われる
【学校・ゲーム・教科書では出来ない学び、気付き】
例えば、遊びにしても、
昔は、ナイフ一つで、凧や、水鉄砲を作るなど手と頭が連動していた。
そんな遊び道具を作ることも学校で学ぶことはなく、
自分たちの地域にいる先輩にいちゃんたちやじいちゃんたちから学んだ。
だから、小さなうちから年配者を敬意する関係性は出来ていた。
今は、テレビゲーム(言い方が古いかも)で、そのプログラムの中でしか遊べない。
たまに自由な遊びの機会があったとしても、少しでもリスクがあれば、
「やってはダメ」
と親や教師に止められてしまうから、結果枠を超えた冒険をしようとは出来ず、
失敗することに躊躇し、『叱られること』と『怒られること』の区別、
体験すらさせてもらわずに大人に育ってメンタル面が弱くなっている。
また、年配者はすべて優しい対応をするわがままし放題の関係性を幼少期から
身に付けさせていると年配者への敬意が出来ない大人に育っている傾向が多い。
9月 燻炭づくりから、
燻炭での土壌改良までを
肌で感じて行うTさん親子
NOMACHIの農村体験に訪れる若者やその親は、言われたことを鵜呑みにせず、
自分の体で何度も失敗なながら体で覚えて気付き学んでいく。
また、親が単独で来ても、その後に子供達を連れてきて、
叱られたり、失敗しながら学ぶ我が子を楽しそうに傍観している傾向が多い。
10月 マコモタケ収穫
刃物(鎌)を初めて扱う子供達
このあと、
包丁をつかって
自分たちで野菜カットをしての
バーベキュー
(有償体験イベント)
【農村体験のメリット】
NOMACHIの農村体験のメリットは、
《格安でリアルな農村体験を学べるプログラム》
参加希望者が本当に田舎のじいちゃん、ばあちゃんに迷惑をかけない
自己アピール大好きで他人よりも自分ファーストな人物なのかの選別はさせて頂いています。
10月 速川活性化協議会のサツマイモ掘り作業
参加希望者の問い合わせの中には、
参加者親子がお客様扱いで楽しめるものだと
勘違いしての問い合わせもある
イベント告知にも
「作業」
と記載していて、
遊びじゃないことを
意識させていたが、
それを理解されない
勘違いの場合もある。
画像参加者は、
来訪するまえに、
子供達に強く
「遊びじゃないのよ」
と言い聞かせ
子供達も一生懸命に頑張り
子供の可能性を延ばす
父兄が理想
《参加者同士の打ち解け具合・意識の高さを向上できる》
結果、初参加者同士でも気軽に打ち解け、双方が意識の高い姿勢で取り組み
より普段の農家が営んでいる農村の暮らしを体感することが出来、
他団体の農村体験よりもレベルが高い? リアリティのある体験プログラムが可能となっている。
12月 富山国際大学ワークショップ
8名の大学生に対して、
里山づくりの関係人口(ひみ里山くらぶサポーター)の面々が、
講師となり、
冬支度、玉切り、運搬の
3班に分かれて、
1班2から3人体制で
大学生をレクチャー
農村体験において、
地域の人々だけでなく、
関係人口者がガイドをしながら、
さらに
関係人口の輪を
広げる取り組みにも
積極的に行っている
【365日農村体験募集】
NOMACHIでは、365日農村体験を受け付けています。
また、視察研修も大歓迎。
本記事を読んで共感された方は、是非ご連絡お待ちしています。