関係人口の必要性・氷見市の人口7万人が2.1万人

     

氷見市の人口推移

氷見市の総人口は、1950年代約7万人をピークに減少が続いている。
(画像クリックするとPDFで表記)

一時的に第2次ベビーブームで人口増となった1980年代の人口62413人だが、2019年8月2日現在の氷見市HPでの公表は、46959人。17573 世帯。

2015年から「まちひとしごと創生総合戦略」を行っているが、著しい成果は上げられていない。

結果、このまま進めば2060年氷見市の人口は、21867名

約100年間で約70%の人口が減る予想となる。

 

氷見市の移住定住施策、実体

これまで氷見市では、行政主導で、移住定住の推進を行っている。

2015年に掲げた氷見市移住応援センター(IJU)を通して氷見市に移住させる目標は、35名だが、現在は18名、かろうじて目標の50%を超えた段階で、このまま2019年度に移住目標35名を達成するのは、難しい状況である。

 次節で述べる田園回帰の調査研究においても、移住する動機の上位として豊かな自然環境をあげている人が多いが、豊かな自然環境を IJUや氷見市行政では対策が弱く、おもに街中への移住を推進していている状況である。

 なぜなら、IJUも氷見市も農山村で暮らす地域住民とのコミュニケーションが不得意であり、結果地域に素晴らしい大先輩の人々がいるにも関わらずIJUのWEBページにおいても情報発信がなされていない。

 

関係人口の必要性

 氷見市は、富山県内において消滅可能性都市3位。移住定住に関しては、朝日町や南砺市の施策よりもかなり遅れている。

 遅れている理由としては、ハットリくんやブリ、ハンドボールをPRした地域イメージづくりを先攻しすぎて、農山漁村の魅力、そこに住む人々の魅力を伝えきれていない。

 2016年総務省が行った「『田園回帰』に関する調査研究」においても、農山漁村に住みたいと回答した都市住民は、30.6%となっている。

 農山漁村に移住したい理由として、ハットリくんなどの観光名所でもないし、ハンドボールに特化したものでもない。

「気候や自然環境に恵まれたところで暮らしたいと思ったから」(47.4%)、

「それまでの働き方や暮らし方を変えたかったから」(30.3%)、

「都会の喧騒を離れて静かなところで暮らしたかったから」(27.4%)

が上位を占めてわかるように、氷見では、自然環境の恵まれた場所であるにも関わらず、この魅力を伝えきれていないし、都会の人々に知ってもらい体感させるための仕組み作りがなされていない。

朝日町や南砺市では、これまでも交流人口促進のための事業が多くなされてきており、今はさらに一歩進んだ関係人口づくりに取り組んでいる。

朝日町の取り組み

朝日町では、関東の大学(東京大学、明治大学、昭和女子大学)等と連携を行いながら、地域連携を深めている。

また、関係人口の第一人者である小田切徳美明治大学教授をオブザーバーにおいて、関係人口づくりを目指している。

広報あさひ2018年11月号 参考https://www.town.asahi.toyama.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/3/kouhouH30.11.pdf

 

南砺市の取り組み

南砺市では、関係人口に位置付ける人々を南砺応援市民として会員を募り、現在参加人数は500名を超え南砺市のPR、地域産品の購入、ふるさと納税、実際に地域に入っての活動を行っている。

南砺市応援市民制度(登録者募集) WEBからの登録
https://www.city.nanto.toyama.jp/cms-sypher/www/info/detail.jsp?id=17956

 

NOMACHIの取り組み

 NOMACHIでは氷見市や氷見市移住応戦センター(IJU)が行っていない農山村での地域住民とのコミュニケーション、体験事業に取り組んでいます。

2015年から 49企画(地域住民1018名、都市住民773名 延べ1791名)の体験イベント等を行い、

2019年4月からは、個人プランで17企画(地域住民99名、都市住民34名、延べ133名)での農村体験を行いました。

 また、連携する各種団体の特産物のいち早いお得な情報発信、特産品の宣伝、商品パッケージ開発等も行っています。

NOMACHIの取り組み 会社概要/company

 魚介も野菜もお米も好きな都会住民の方々が、参加加入しやすい都市農村交流事業や地域環境づくり、新たな観光づくりを現在も行っており、行政が伝えられない地域の特色、地域情報を少人数規模でお伝え出来ます。

 詳しくお尋ねなさりたい方は、ご連絡ください。

1日1回、にほんブログ村へクリックして頂くと、氷見・富山の情報が多くの人に広がります。
『ポチっと、クリック』ご協力願います。

にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 富山県情報へ

にほんブログ村

1
シェア
ツイート