排水(溝切り)処理・失敗・手直し【米づくりの手順】

     

田んぼ(水田)の溝切り・溝堀作業

6月の中干し作業時にしっかりとした溝切りを行っていれば秋の稲刈り時期まで保たれていて問題ない。

溝切りを行うことで、適切な排水、土中の有毒ガスの排出、旱魃(かんばつ)のときの貯水対策となる。

しかし、溝切りに失敗すると、溝は、なくなり、夏から秋雨で田んぼは、泥濘(ぬかるみ)になってしまう。

 

適切な時期におこなった溝切り

 

水田溝切機を使っての溝切り作業

 

秋、溝切りに失敗すると手で稲刈りの範囲が増えて、作業効率が落ちる

 

 

溝切りの失敗理由としては、

適度な乾燥具合の時に溝堀を行う

 適度な乾燥具合で行わないと、切ったすぐにでも、溝が埋まってしまう

 

溝堀後の天候を予測

 溝切り後に大雨が降ると、結局水分を含んだ土壌は、柔らかくなり、溝を埋めてします

 

溝堀の交差部分の盛り上がった土を処理

溝切りを行ったのち、交差部がある場合、先につくった溝をうめてしまう。

先に切った溝と新たに切った溝の交差部は、手作業でお互いに水を行き来出来る環境を整えてあげないと、水が停滞し、溝が埋まる原因となる

 

8月、管理している水田6枚のうち、1か所の水田の溝切りに失敗し、埋まっていた。

8月に行う溝切りは、すでに稲穂が付いていて、稲穂が倒れないように気を使わなければならい

これが大変

やっぱり6月に丁寧に行うほうが、楽だし合理的

また、完全に乾ききってしまううと白未熟米となってしまうから、これまたやっかい

溝をきりながら、さらに乾ききらずに潅水の出し入れを行いながら、田んぼを徐々に乾かしていく

先輩農家さんに尋ねても、皆さん感覚でやっていたりする。本当に難しい。

毎回色々な経験を重ねながら、米作りは、来年も課題ありすぎ。頑張ろう

8月におこなった溝切り

 

水田溝切機で終わった様子

溝を切った場所が、稲穂に隙間が出来ているが、数日たったら復旧されている

 

 

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