2023/08/08
NOMACHIのブログに否定的な人は、ガチな農作業を知らなく、
楽しくおちゃらけている活動でSNSに強い若者が多い。
けど、NOMACHIのブログを見れない田舎のじいちゃん、ばあちゃんには、
現場で圧倒的に支持を得ている。
なぜなら、NOMACHIに否定的な人々は、こんなに汗水かいて、ガチな農作業をしている人がいない。
山の田んぼと、平地の田んぼ 手間隙、苦労が、半端なく違います。
農水省が、出した米づくりで出した統計は、年間23時間。
けど、山手や、中間部の田んぼは、5倍以上の労力がかかる。
「米なんて、皆同じでしょ」と考えている人が世の中に多く、
その違いについて、本ブログで述べていきたい。
【田植え、稲刈り】
脇之谷内では、5条植えと6条植えの田植え機を使います。 ちなみに、平野部だと8条、10条植え。
脇之谷内より、もっと山間部だと手押しの1条、2条植え
どう違うかを解説すると 1条とは、苗箱の数を表し、
条数が多ければ、1度に植えつけられる苗の数が違ってきます。
単純に同じ速度であれば、1回に1条植える手押しの田植え機と
10条植えられる田植え機では、1/10の時間差が生じるということ。
山間部で10時間かかるところを、脇之谷内だと2時間、
平野部だと1時間かかる計算。
山間部の田んぼは、小さな機械しか入らず、形も山の地形に合わせて歪で効率も悪い。
山の田んぼ(棚田)
平野部の田んぼ
この田んぼは、1枚あたり2~3反(20a~30a)程度ですが、
大型化の圃場は1町歩(100a)以上ある大きな圃場もあり、
機械の大型化、作業の効率化を図れる農場のある。
同様に、稲刈りのコンバインでも同じです。
山の田んぼの稲刈り 場合によっては、手刈り
コンバインでの稲刈り
【畦の草刈り】
山間部では、山の斜面に沿って、田畑が作られている。
かつては、小さな棚田の集まりであり、大鎌で刈れる範囲の畦であった。
しかし、平成の始め頃に、大規模な土地改良が行われ、複数の田を1枚にすることで、畦の法長が一挙に大きくなった。
【判例イメージ】
かつて、2.1mの高さ幅3.8mの棚田だったものを土地改良して効率化をすることにより、
幅13.8mの面積の田んぼで広くなったが、その分、高さが3.9mとなり、法面の草刈り管理が広くなり、
草刈りの作業効率が格段を悪化した。
その他、小さな棚田の場合、水が100Lで良かったものが、土地改良をすることによって、
田んぼに必要な水が1000Lにもなり、深刻な水不足に陥り、
土地改良を行ったけど、田んぼを辞めざるえない状況になっている棚田もある。
棚田の土地改良のイメージ
山間部での畦や水路の草刈り
【山の田んぼ・まとめ】
どれだけ、山間部が苦労なのかおわかりでしょうか・・・
中山間地域の田んぼは、単に米を作るだけではなく、貯水性や動物と里山とのすみ分け、景観美化等の側面もある。
しかし、農協を通して米を売られる場合、一律に富山米というネーミングで全国に発信されるため、
中山間部の米の付加価値が付けづらい現実がある。
脇之谷内では、平成28年度より、本ブログで田んぼの品質管理、作業管理の情報発信を行いながら、
消費者の皆さまに安心・安全なお米を提供行っています。
ですから、脇之谷内に限らず、中山間地域での本当に、山のお米は手間隙かかり、
手間ひまをかけた分、美味しいお米が出来るのです。(●^o^●)
脇之谷内のお米、平成30年度産コシヒカリは、既に完売しました。
平成30年度分、さっぱりし「てんたかく」の予約受付中。
本ブログのコメント欄に予約希望者は、メッセージ下さい。
折り返し、NOMACHI_元氷見市地域おこし協力隊稲垣(本ブログ管理者)より、ご連絡差し上げます。