中干し 【米づくりの手順】

     

 中干し

 中干しは、田植えの後、田は常に水が湛えられた状態になっているため、放っておくと稲にとって有害なガスや酸が発生し根の発育に悪影響を及ぼす。

そのため時々水を抜いて田干しを行う必要があり、これによって土中酸素が補給されると共に、有害ガスも放出されるため稲の根の発育は旺盛になります。

また、根の一部を水根から畑根に変え、土を固くして、稲を倒れにくくする効果もあります。

中干しを一度もしないと穂が出始めると稲が倒れてきます。

中干しは米作りにはとても重要な作業です。

 

 田植えから1カ月くらいになると、水苔が発生。

師匠より、中干しの指示があり、行う。

中干しをすることで、水苔が死滅するそうだ。中干しの工程、それ以外にも、上記の通りいろいろな意味が含まれていることを知った。

今年(平成29年)は、6月11日から始まった。

現在、溝掻き(6月17日・18日)を終えて、溝を固め中。

その後、溝に水をはったり、抜いたりすうる作業を行う予定。

昨年(平成28年)は、6月1日から5日と、6月14日から26日の2回行われた。

田んぼの顔色と、月間の天気予報を見て、中干しの感覚が変わっている。

  160601_中干し (2)

水の動きが少ない場所は、水苔が繁茂になってきた

 

160601_中干し (4) 中干し前の稲の様子 2~4本植えで植えた稲が、分けつして、5~7本に増えている

 

160601_中干し (6)

中干し前の田んぼ 水が澄んでいて、鏡映しのように綺麗

 

160601_中干し (8)

中干し用の水の排水口 この排水口を倒して田んぼから水を落とします

 

160601_中干し (9)

別の箇所 せき止めていた板を抜いて水を落とす

 

160605_田水入れ (1)圧縮

5日後の田んぼ 完全に水が切れるわけではなく、ところどころ、
土が見える程度 粘土質で、保湿がよいのが氷見の田んぼの特徴

 

中干しで、改めたのが、水がたまりやすい場所は、稲刈りの時にもぬかるみやすい。

ぬかるみを無くすためにも、排水・田んぼの土砂を均一にすることが大事

その為にも冬場の荒起こしや代掻き作業をしっかりとやらなければ、後々の作業で手間をかけてしまう。

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