2017/04/29
氷見では、大きな家が多く、昔から家に関連する職業が多い。
建具屋さんも建築関係の1つの業者さんである。
先日、自宅の襖の張り替え工事を依頼した。
画像を取り忘れたが、襖の取り換え工事の場合、ある程度長めに採寸した新しい襖を用意し、現地で合わせていく。
すべて手作業で、手際良く行われる職人の技。
襖の調整時に、使われたのが、この返しのない鉋(かんな)・キバカンナだった。
鉋は、返しがついていて、初めて薄く削れると思っていたが、返しのない刃だけで、微妙に削っていく職人の技に感激した。
返しのついていない鉋
使い込んだ職人の持つ鉋の全体写真
古民家の場合、柱の特性であったり長年の使用などにより襖や建具に上と下側で隙間が出来る場合が多い。
自宅の建具の隙間5~15mm程度の隙間の箇所を相談したところ、その隙間の修繕も行って頂けた。
採寸して、余分な桟を、手鋸で調整
鉋で1mm単位で調整
がまち(襖を入れ込む上下の柱や敷居)の凹凸や傾斜を、感覚1つで微調整しながら襖を手の感覚で削っていく。
今回依頼したのは、氷見市大浦にある共立建具製作所。
社長さんと脇之谷内の大工の棟梁は、高校時代の同級生であり、友人であると聞いてびっくり。
氷見の街は、いろいろなところで、人のつながりがあり、助け合いやご縁で暮らしていっていることを実感。
個人的な意見になるが、自らの日曜大工でするのも大事であるが、地元のお店を使うことで、地域の情報やつながりを得ることが出来る。
ですから、地域の小さなお店を使っていくのも情報やつながりを得る大事な手法です。
共立建具製作所 氷見市大浦1990-2 0766-91-4529